2024年 5月 3日 (金)

「コロナで困っている。助けて!」悪質な海産物送り付け商法急増! 支援のつもりで買ったらトンデモ中身、年末は特にご注意

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   「コロナで困っている。助けて」「以前も買ってもらった」......。

   同情心に付け込み、ウソ情報も盛り込みながら海産物を売りつける強引な電話勧誘販売が急増しているため、国民生活センターは2022年11月14日、「年末にかけて特に注意してください!」と警鐘を鳴らす報告書を発表した。

   被害相談が過去最多だった昨年(2021年)を超えるペースで増えている。国民生活センターでは「電話で断っても一方的に送り付けてくる業者もいます。代金を支払う必要はありません」と呼びかけている。

  • 詐欺まがいの強引商法に引っかかってはダメ(写真はイメージ)
    詐欺まがいの強引商法に引っかかってはダメ(写真はイメージ)
  • 詐欺まがいの強引商法に引っかかってはダメ(写真はイメージ)

「カニがたくさん入っている」と言いながら...カニなしのひどい商品

   国民生活センターによると、海産物の電話勧誘・送り付けトラブルは、2019年度は全国で1652件だったが、新型コロナが拡大した2020年度には2280件に増加。さらに昨年度(2021年度)には5189件と、2倍以上に増えた。そして今年は、昨年度を上回るペースで増えているのだ【図表参照】。

(図表)海産物送り付けトラブルが急増中(国民生活センターの作成)
(図表)海産物送り付けトラブルが急増中(国民生活センターの作成)

   こんな手口が代表的だ。

【事例1】「コロナ禍で困っている。カニもいっぱい入っている」と言われて海産物を購入したら、カニなしの値段に見合わない商品が届いた
海産物の販売事業者から、「ふるさと納税の返礼品を送ったことのある事業者だが、コロナ禍で収入が減り困っている」と電話があった。「カニもたくさん入っているしサービスする」と言われ、支援するつもりで購入した。代引配達で商品が届き、約2万2000円を支払って受け取ると、カニは入っておらず、他の海産物も全く値段に見合わないものだった。
ふるさと納税の返礼品と言っていたので、以前納税した市に問い合わせをしたところ、そのような事業者との取引はないとのことだった。事業者に電話をしたが繋がらない。どうしたらよいか。(2022年10月・60歳代男性)

【事例2】「以前購入してもらったことがある」と言って、電話してきた事業者に海産物を勧誘されて断ったが、年末に届くのではないかと心配
以前購入してもらったことのある事業者だと名乗り、携帯電話に海産物の勧誘電話がかかってきた。必要ないので購入しないと伝えたが、「通常2万円のところ1万円になる」と言い、「ありがとうございました」と一方的に電話を切られた。もしかしたら年末に届くのかもしれない。海産物が送られてきた場合はどうしたらよいか。(2022年9月受付・70歳代女性)

姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中