2024年 3月 19日 (火)

【2024年卒就活生】男子はモノづくり、女子は人材サービス人気...文理別の人気1・2位は? 「就職注目企業ランキング」の顔ぶれ一覧

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   2024年卒大学生向けの企業の採用活動が2023年3月1日から解禁され、いよいよ就職活動シーズンが本格化した。

   就活生はいったいどんな企業の、どこに注目しているだろうか。就職・転職のジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク(東京都渋谷区)が全国約16万人の学生ユーザーを調査した「24年卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング【男女文理編】」を、2023年3月16日に発表した。

   男子9万6000人、女子6万4000人、文系9万9000人、理系5万8000人、それぞれの大学生が選んだベスト20位の企業から見えてくるものは――。

  • 2024年卒就活生の動向は?
    2024年卒就活生の動向は?
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総合上位は、若手の裁量権が大きく、成長させてくれる企業

   「OpenWork」は、主に社会人の会員ユーザーが自分の勤務している企業や官庁などのクチコミ情報を投稿する国内最大規模の口コミサイト。社会人のほか、口コミを通じて生々しい企業の就職情報を得ようとする学生ユーザーも多く登録している。会員数は約540万人(2023年2月時点)という。

   OpenWorkでは、企業の評価を「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」の8つの指標を5段階で評価している。

   今回の調査は、すでに登録している2024年卒業予定の学生ユーザー約16万人が、特にどの企業に注目して口コミ情報を調べたか、検索件数をもとに調査した。「検索件数が多い企業ほど注目度が高い」と評価したわけだ。

若手もどんどん成長できる(写真はイメージ)
若手もどんどん成長できる(写真はイメージ)

【総合】

   まず、全体としての「総合」を見ると、1位は外資系コンサルト会社のアクセンチュアだ。以下、2位にITと人材に特化したメディアのレバレジーズ、3位にNTTグループ一員で情報サービス大手のNTTデータ、4位に総合不動産大手のオープンワーク、5位に自動制御機器開発・販売のキーエンスという結果になった【図表1】。

   6位から10位を見ても、野村総合研究所(コンサルト)、サイバーエージェント(インターネットメディア・広告)、Sky(ソフトウェア開発)、富士通(総合エレクトロニクスメーカー)、日立製作所(電機メーカー)と、各分野からバランスよく選ばれている。

   これら注目度が高い企業の共通点として、「20代成長環境」への社員からの評価が高いことがあげられる。(上位5社中4社が『20代成長環境』の社員評価スコアが5点満点で4.5超)。実際に企業の採用サイトをのぞくと、「早期から裁量権が与えられる」「20代のうちにリーダー職になる人が多い」といった発信が多く見られる。

   背景には、「転職前提の就職活動」というZ世代のキャリア観に加え、企業側も「ジョブ型雇用」を推進するなど、学生と企業双方に入社早々にスキルを高めたいというニーズがあることが考えられる。

   また、最近では「ゆるい職場」(仕事に厳しさがなく、やりがいや成長の機会に乏しい職場)や「クワイエット・クィッティング」(静かな退職)がキーワードになるなど、今後ますます若手の裁量権の大きさに注目が集まりそうだ。

(図表1)24年卒【総合】就職注目ランキング(OpenWorkの作成)
(図表1)24年卒【総合】就職注目ランキング(OpenWorkの作成)
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