Z世代の8割「お酒飲みたくない」...でも、「上司との飲み会には出たい」が全年代で最多のナゼ? 「シラフでいるのがカッコいい!」は、格好だけ?

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   「シラフでいるのがカッコいい!」とばかりに、お酒を敬遠する生き方を選択しているとみられているZ世代の若者だが、こと「上司との飲み会」には上の世代よりも熱心に参加するようだ。

   インターネットサービスプロバイダーの「BIGLOBE(ビッグローブ)」(東京都品川区)が2023年5月17日に発表した「若年層の飲酒に関する意識調査」で明らかになった。

   チャッカリしているのか、あるいは、それがイマドキ若者のお酒の作法なのか――。

  • 乾杯で始まる楽しい飲み会(写真はイメージ)
    乾杯で始まる楽しい飲み会(写真はイメージ)
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シラフでいることがカッコいい「ソバーキュリアス」

   近年、「ソバーキュリアス」という言葉が、欧米の若い層を中心に広まっている。これは、英語の「Sober」(シラフ)と「Curious」(好奇心が強い)を組み合わせた造語。アルコールを飲むのを我慢するのではなく、「シラフでいることがカッコいい(クール)」と、ポジティブな気持ちであえて飲まないライフスタイルのこと。

   SNSで「♯sober」のハッシュタグをつけて発信したことから注目を集め、世界のトレンドになりつつある。「趣味などの自分時間にしらふで没頭したい」「明日の朝、スッキリ目覚めたい」など、飲まないメリットを感じたときに自分で選択するのが特徴だ。健康志向の高まりなどから、日本のZ世代にも増えている。

   ちなみに、アサヒ飲料が昨年(2022年)3月、ノンアルコールの炭酸飲料「ウィルキンソン タンサン #sober スパイシーレモンジンジャ」を出すなど、日本の飲料メーカー各社にも「ソバーキュリアス商品」の波が広がっている。

   さて、今回のビッグローブの調査は、同社のオウンドメディア「あしたメディア by BIGLOBE」でおこなわれたもので、20歳から29歳までの若年層の男女500人と、比較対象として30歳から69歳の男女400人の合計900人が対象。なお、Z世代を20~24歳としている。

   まず、「飲酒に対する気持ち」を聞くと、20~24歳のZ世代では「特別な時のみお酒を飲みたい」(34.8%)が最も多い結果となった。これは上の世代の1.5倍近くだ。また、「日常的にお酒を飲みたい」(17.6%)という人は2割弱と最も少なく、「日常的にお酒を飲みたくない」(合計82.4%)というZ世代は8割強にのぼった【図表1】。

(図表1)飲酒に対する気持ち(BIGLOBE調べ)
(図表1)飲酒に対する気持ち(BIGLOBE調べ)

   30歳~69歳では、「日常的にお酒を飲みたい」(36.8%)と回答した割合が高く、若い世代ほど「日常的にお酒を飲みたい」という人は少なかった。これは、「ソバーキュリアス」的な考え方が、Z世代を中心に日本の若い層にも広がっていることを表わしているようだ。

   「飲酒の頻度」を聞いても、Z世代の「ソバーキュリアス」的な習慣を徹底している。20~24歳のZ世代では「ほぼ毎日」(4.0%)、「週2~3回程度」(10.0%)、「週1回程度」(16.4%)を合わせ、「週1回以上」という人は約3割(30.4%)という結果に。25歳~29歳も「週1回以上」という人は約3割(32.0%)だった。

   一方、30歳~69歳では、「ほぼ毎日」(25.8%)、「週2~3回程度」(11.5%)、「週1回程度」(9.8%)を合わせて約5割(47.1%)と、20代の若年層と30~60代では飲酒の習慣に大きな差がみられた【図表2】。特に、「ほぼ毎日」という人が、Z世代では4.0%しかいないのに、30歳以上では6.5倍の25.8%もいることが目を引く。

(図表2)飲酒の頻度(BIGLOBE調べ)
(図表2)飲酒の頻度(BIGLOBE調べ)
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