2024年 6月 18日 (火)

国民病「花粉症」で打撃を受ける企業3割! 初の調査で判明...ネットの嘆き声「仕事中だるくて眠い」「ウツになりそう」「就寝時も鼻水をかむ残業」

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   花粉が飛散するシーズンになると、猛烈に襲ってくる鼻水、くしゃみ、のどの痛み......。いまや、日本人の3~4割が悩まされる「花粉症」は「国民病」ともいわれる。

   政府は2023年4月、「花粉症に関する関係閣僚会議」を開き、本格的な対策に乗り出したが、日本経済にも悪影響を及ぼしていることが、東京商工リサーチが6月14日に発表した初の「企業の花粉症影響アンケート調査」で明らかになった。

   従業員の作業効率が落ちるなど、約3割の企業が業務に悪影響が出ている、と回答した。ネット上では、「仕事中の辛さは悪夢の日々」「ウツになりそう」「休むしかない」と悩みを訴える声が寄せられている。

  • 花粉症ってホントに困る(写真はイメージ)
    花粉症ってホントに困る(写真はイメージ)
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「作業効率低下」とともに「健康保険料増加」などコスト増も企業に痛手

   政府が2023年4月に公開した「花粉症に関する関係閣僚会議議事要旨」によると、花粉症の有病率は2019年で42.5%にのぼる。政府は、10年後に花粉発生源のスギを約2割減少させ、飛散防止剤の開発促進や、企業には花粉飛散量が多い日に柔軟な働き方の推進を求める対策を打ち出したが、その企業の現場では――。

   東京商工リサーチの調査は、全国の5735社が対象だ。まず、「花粉症が業務に悪影響を与えているか」を聞くと、「大いに与えている」(3.9%)と「少し与えている」(24.0%)を合わせて、「悪影響を与えている」という企業が約3割(28.0%)に達した【図表1】。

(図表1)花粉症が業務に悪影響を与えているか(東京商工リサーチの作成)
(図表1)花粉症が業務に悪影響を与えているか(東京商工リサーチの作成)

   規模別では、「大いに与えている」が大企業2.6%、中小企業4.1%、「少し与えている」が大企業20.6%、中小企業24.5%と、中小企業のほうが悪影響を受ける割合が高い。これは、大企業は医療機関への受診費用の補助、在宅勤務の推奨など、コロナ禍で学んだ対策を生かしているからとみられる【再び図表1】。

   悪影響を与えていると答えた企業に、具体的にどんな面で影響を受けているかを聞くと(複数回答可)、ダントツ1位は「従業員の作業効率の低下」(91.0%)だった。止まらない鼻水、我慢できない目の痒みなどで集中力が続かず、生産性や作業効率の低下が経営課題となっている【図表2】。

(図表2)花粉症が悪影響を与えている内容(東京商工リサーチの作成)
(図表2)花粉症が悪影響を与えている内容(東京商工リサーチの作成)

   2位に「医療機関受診による遅刻などの増加」(21.1%)が入った。花粉の飛散量が多い日に、従業員の受診が増える悪影響が出ている。3位以下は「将来的な健康保険料の増加の不安」(14.6%)、「空調機器の導入・メンテナンス費用の増加」(8.9%)など、コストの増加に対する不安が目立った【再び図表2】。

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