老後資金に不安、日本は77%...アジア地域の平均43%上回る マニュライフ生命調査

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日本、「健康長寿に関する願い」に「心身の状態を維持」が59%

   また、「健康長寿に関する願い」について質問したところ、日本で特徴的だったのは、「心身の状態を維持すること」を最重要視していたこと(59%)だった。対象地域全体では40%だったため、19ポイントも上回った。一方、「経済的に自立し、自由である」は、対象地域全体では43%だったのに対し、日本では29%と、14ポイント下回っていた。

   こうした結果に、マニュライフ生命は「経済的な安定以上に『健康寿命』を重視し、生活の質を高めたいという日本特有の価値観を浮き彫りにしています。なお、『活動的に人生を楽しむ』意識は日本および全体で同水準であり、アクティブな老後を送りたいという願いはアジア共通の目標であると考えられます」と指摘した。

   保険と資産形成に知見を持つマニュライフ生命の取締役代表執行役社長 兼 CEO、ライアン・シャーランド氏は、日本で「年齢を重ねても自分らしく、豊かに生きることを望む傾向が強まっているという調査結果は、価値観の大きな転換を示しています」としたうえで、次のようなコメントを寄せた。

「これは、単に長く生きることではなく、自分らしく、尊厳を持って生きることへの強い願いの表れです。一方で、老後資金や健康に対する不安、資産形成への消極姿勢が浮き彫りになったことは、私たちにとって重要な示唆でもあります。人生100年時代において、生活者が安心して未来を描くためには、健康・経済・心理面のすべてにおいて自立した選択ができる環境が必要です」

   調査は2025年1月~2月、日本、中国、香港、台湾、ベトナム、フィリピン、シンガポール、マレーシア、インドネシアの9つの国・地域の25歳以上の男女計9034人(うち日本1000人)を対象に、インターネットを通じて行った。

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