マイナビは2026年5月14日、20~59歳の既婚者かつ共働きをしている正社員男女を対象に実施した「仕事・私生活の意識調査2026年(2025年実績)」の結果を発表した。
理想の世帯年収は1106.1万円
今回の調査では、共働き世帯の正社員に「家計が苦しい」と感じているか聞いたところ、「そう思う」が16.2%、「ややそう思う」が27.8%となり、合わせて44.0%が家計に負担を感じていることがわかった。一方、「あまりそう思わない」は30.7%、「そう思わない」は22.9%、「答えたくない」は2.4%だった。
年代別では、20代が40.0%(「そう思う」と「ややそう思う」の合計。以下、同じ)と比較的低かった一方、40代は45.4%で最も高かった。30代は42.5%、50代は43.9%となり、年代によって差がみられた。
続いて、年収について聞いたところ、平均世帯年収は792.2万円だったのに対し、理想の世帯年収は1106.1万円となり、313.9万円の差があることがわかった。また、世帯を維持するために最低限必要だと考える世帯年収は679.1万円という結果だった。
マイナビは「現実の年収は世帯維持のために最低限だと思う水準を上回っているものの、理想との間には一定の差がみられる」と指摘する。
月間平均残業時間は15.1時間
残業時間を聞いたところ、月間平均残業時間は15.1時間だった。年代別では、20代が13.2時間、30代が13.5時間と比較的短い傾向がみられた。一方、40代は15.9時間、50代は15.7時間だった。また、1日あたりの平均家事時間は1.9時間で、20代が2.2時間と最も長かった。30代は1.9時間、40代は2.0時間、50代は1.8時間だった。
マイナビは「家事や仕事に対する意識や時間の配分に年代差がみられる背景には、ライフステージの違いが影響している可能性も考えられる」と指摘した。
また、仕事と家庭についての意識では「大変でも仕事と家庭のどちらもおろそかにしない」と回答した割合は全体で45.7%となった。内訳は「ややあてはまる」が11.7%、「どちらともいえない」が34.0%となった。年代別では、20代が57.1%で最も高く、30代も50.8%と半数を超えた。一方、40代は42.6%、50代は44.3%だった。
マイナビは「20代・30代は残業時間が短い一方で家事時間が長い傾向が見られ、仕事・家庭のどちらも重要と捉えている様子がうかがえる」と指摘した。
「出世したい」は31.2%、若年層では意欲
出世意欲について聞いたところ、「出世したい」と回答した人は31.2%だった。一方で、「これ以上出世は望まない」は60.2%にのぼった。年代別では、「出世したい」と回答した割合は20代が43.0%、30代が46.0%となり、若年層では一定の出世意欲がみられる結果となった。40代は30.7%、50代は20.7%だった。
また、「出世したい」と回答した人に目指したい役職を聞いたところ、全体では「部長クラス以上」が46.0%で最多となった。ついで、「係長・主任・職長クラス」が27.6%、「課長クラス」が26.4%だった。
年代別では、20代は「係長・主任・職長クラス」が49.7%で最も高く、「部長クラス以上」28.4%、「課長クラス」21.8%と続いた。30代では「部長クラス以上」36.8%、「係長・主任・職長クラス」33.6%、「課長クラス」29.6%と回答が分散した。
40代では「部長クラス以上」47.3%、「課長クラス」26.3%、「係長・主任・職長クラス」26.4%となった。一方、50代では「部長クラス以上」が62.1%に達し、「課長クラス」23.2%、「係長・主任・職長クラス」4.7%となった。
調査は2025年11月18日~11月21日にインターネットで行われ、対象者は20~59歳の正社員の男女のうち既婚者かつ共働きをしている人。有効回答数は1066人。