「NHKはお役所みたいなところだったが、彼はブルドーザーみたいな人だった」とコメンテーターのデーブ・スペクターは回想する。ドラマ「天城越え」などを手掛け、バラエティー番組でも「ガハハおじさん」として親しまれた元NHKの看板ディレクター和田勉氏が、1月14日(2011年)に食道上皮がんのため、川崎市内の老人福祉施設で亡くなった。80歳。やはり先日亡くなったフジテレビの元ディレクター・横澤彪と共に、昭和のテレビ界を引っ張ってきた1人だった。
1987年にNHKを退局。その後は陽気なキャラクターを演じ、横澤彪に抜てきされて「笑っていいとも!」のレギュラーメンバーになったり、CMに登場するなどタレントとしても活躍した。3年前に食道がんと判明したが延命治療を拒否していた。
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