2008年も続くか「黒ブーム」 プチバブルな時代を反映!?
2008.01.01 05:42
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なぜ「黒」ばかりがモテるのか?
インパクト十分のルックス「黒のティッシュ」
食品の世界に目を転じてみても、黒烏龍茶や黒酢、黒胡麻アイスなど「黒」を頭につけた食べ物がやけに目立つ。なぜこんなにも「黒」がモテるのか。日本ファッション協会の流行色情報センターにたずねてみた。
「おそらく、最近の『高級志向』と関連しているのだと思います。黒はフォーマルな色と意識されていて、『高級』『本物』というイメージを持っています。そこで、高級感を強調したいときに黒がよく使われるのです。たとえば、カカオを多く使っているチョコレートを『本物のチョコ』とアピールしたいときに黒のパッケージを使う、というように」
いまは「プレミアム」な商品をありがたがるプチバブルな時代。そんな世の空気と「黒」は相性がいいようだ。時代性といえば、2007年にオープンして評判を呼んだ東京ミッドランドに象徴される「都会志向」も黒ブームと関係があるらしい。
「黒はシックでエレガントな色というイメージがあるので、都会的なイメージと重なります。すべてのものに高級さや贅沢さ、都会性を求めるムードに黒は合っているのではないでしょうか」
同センターによれば、2008年も「黒」は重要な色として期待できるということだ。