2024年 4月 19日 (金)

使い込むほど味が出る 伊勢木綿の「風呂敷」

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やわらかくて肌触りが良い「伊勢木綿」

染めた糸を織機にセットして織る。一反分、13メートルほどを織り上げるのに約一日かかる。(写真提供:臼井織布)
染めた糸を織機にセットして織る。一反分、13メートルほどを織り上げるのに約一日かかる。(写真提供:臼井織布

   伊勢木綿の名で知られる、三重県の臼井織布の木綿の風呂敷は、やわらかくて肌触りが良く、使い込むほど味が出ます。

   伊勢で木綿産業が盛んになった江戸時代、紺屋として始まった臼井織布。いまでも、化学薬品を使わず糸を精練し、藍や栗皮などの染料で染め、澱粉糊で糊付けし、織機で織り上げるまで、一貫して自社で行なっています。

   反物の幅は鯨尺の1尺(約39センチ)ですが、これを接ぎ合わせることで、かえって丈夫な風呂敷になります。

   3枚接ぎの風呂敷では、羽根布団が1枚、一反風呂敷(約200センチ角)なら敷蒲団2枚を包むことができます。木綿の風呂敷で包めば布団は蒸れにくく、汚れや日焼けの心配もありません。

   *『住む。』12号「働く布」では風呂敷を始め木綿や麻の1枚布について、『住む。』16号「布団屋さんに教わる、寝心地の決め手」では、布団を風呂敷に包んで仕舞う方法を、それぞれ紹介しています。

「住む。」編集部



住む。表紙
◆住まいと暮らしの雑誌「住む。」 http://www.sumu.jp/
住まいと暮らしに関するいろいろな知恵や工夫が学べる季刊の雑誌。昔から伝わる気候風土に適した知恵、あるいは現代の先端技術などの知識を提供し、ときには、食や衣まで含めて考える。また家から排出されるCO2の量を削減したり、ゴミを減らすことなども考慮した「住まい」を考える。住まいは、暮らしこみの姿であり、生き方の表現。この雑誌では、そうした住まいと暮らしに関わるさまざまな知恵や工夫、そして住まいの本質を「知ること」が愉しめる。発行・泰文館。

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