2018年 7月 22日 (日)

劇中の超人と実在レスラーが対決 「キン肉マン」生誕30周年

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   人気マンガ「キン肉マン」生誕30周年を記念して、劇中の超人と実在のレスラーがプロレスで対決するスペシャルイベント「キン肉マニア2009」が、09年5月29日(ニクの日)に東京・水道橋で開催された。

   2500の客席はほぼ満席。コスプレやグッズに身を包むなどした多くの熱狂的なファンに混じって総合格闘家の宇野薫や桜井"マッハ"速人の姿もみられた。

   冒頭、主題歌を歌う串田アキラが登場。オープニング曲「キン肉マンGo Fight!」をフルコーラスで熱唱すると、会場は一気にヒートアップ。お笑いタレントのケンドーコバヤシ、バッファロー吾郎の両司会者と原作者である「ゆでたまご」が挨拶した後、リアル超人たちが出場する「超人タッグトーナメント」のゴング。

   「超人師弟コンビ」ロビンマスク、ウォーズマンと中西学や「2000万パワーズ」バッファローマン、モンゴルマンと大森隆男など、超人とレスラーが混在となったチームが続々登場。そしてロビンマスクの「タワーブリッジ」やウォーズマンの「パロ・スペシャル」など必殺技が次々にくりだされる。マンガと現実がボーダレスになった世界に観客は興奮を隠し切れない様子。

「ビッグボンバーズ」が大番狂わせ

カナディアンマンにキャメルクラッチをかける中西学
カナディアンマンにキャメルクラッチをかける中西学

シングルマッチ キン肉マンVS美濃輪
シングルマッチ キン肉マンVS美濃輪

   途中、「はぐれ悪魔超人コンビ」アシュラマン、サンシャインが乱入するハプニングもあったが、下馬評の最下位で弱体超人として描かれていた「ビッグボンバーズ」のカナディアンマン、スペシャルマンと永田裕志が「死に物ぐるいでトレーニングしてきた」という練習の成果が実って優勝。大きな番狂わせになった。まさかの結果に「ゆでたまご」の嶋田隆司も「僕たちがひどい扱いに描いてしまったが、ファンが多いこの2人。観客の願いが叶ったのでは。」とコメントした。

「キン肉バスター」を2発

   その後、メインイベントである主役のキン肉スグルと先日、ボブ・サップを破ったばかりの美濃輪育久によるシングルマッチが行われた。美濃輪は超人の必殺技「ベルリンの赤い雨」や「キン肉バスター」などをしかけ優勢だったが、キン肉マンに本家「キン肉バスター」を2発うけダウン。「火事場のクソ力」を発揮したキン肉マンが勝利を飾った。

   キン肉マンは「もし私に弟がいたら君みたいなヤツなんだろうな。30年間ありがとう。きっとまたいつか君には逢える気がする。そのときまで今の君のままでいてほしい。俺も頑張る、だからお前も頑張れ!」とキン肉マンファンである美濃輪を激励。キン肉マンが少しだけマスクを剥ぎ、ヒーリング効果のある伝説の「フェイスフラッシュ」をみせると会場全体は輝く光に包まれ、空から無数の「キン消し」が降ってくるなどのサプライズもあった。

   最後はキン肉マンの声を担当する神谷明が登場し、きめゼリフ「屁のツッパリはいらんですよ」を会場内全員で唱和して締めくくった。

   イベント終了後の囲み取材のなかで「ゆでたまご」の嶋田隆司と中井義則は「僕らもこんなカードは見られない。リアルなキン肉バスターを見せていただいて驚きました。本当に完璧なキン肉バスターでした」と絶賛。「ここまで本当に読者に支えられて、こんな息の長い作品になるとは僕らも思っていなかった。まず読者の皆さんに感謝。これからも若い漫画家の方には負けないつもりでしっかり力をあわせて頑張っていきますのでよろしくお願いします」とファンにコメントを残した。

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