ケータイを授業に生かせ!明大で研究発表会

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ケータイ活用教育研究会のワークショップで、アンケートの回答をケータイに入力する参加者たち(09年1月撮影)
ケータイ活用教育研究会のワークショップで、アンケートの回答をケータイに入力する参加者たち(09年1月撮影)

   ITの教育活用に関心をもつ研究者や企業関係者などでつくるケータイ活用教育研究会は2010年2月27日、東京都千代田区の明治大学で開かれる情報コミュニケーション学会の中で、「iPhoneの授業での活用」をテーマにしたワークショップを開く。学校教育の現場では「悪者」にされがちなケータイだが、むしろ学習に役立つ情報ツールとして活用しようという動きが広がりつつある。

   ワークショップでは、青山学院大学社会情報学部の寺尾敦助教が、統計学の授業でiPhoneを用いた事例を発表し、参加した研究者らとディスカッションする。情報教育に力を入れている同学部では学生全員にiPhoneが配布されている。その環境を生かしてiPhoneを授業に活用したケースを紹介する。開催時間は2月27日午前9時30分から11時30分まで。会場は明治大学駿河台キャンパス紫紺館。

「学生の思考回路を見直すきっかけに」

   活用教育研究会は毎月1回のペースでワークショップを開催している。1月23日に開かれた前回のワークショップでは、お茶の水女子大学の池田まさみ准教授が認知心理学の授業でケータイを活用した事例を紹介した。授業で出した質問に対して、学生がケータイで答えるという方法だ。池田准教授は

「ケータイを使うと匿名で回答できるので、人前でしゃべるのが苦手な学生も答えられる。面白いのは、授業を進めるうちにだんだん『自分の名前を出したい』という学生が出てくること」

と話す。ケータイを使った授業では、その場でアンケートを実施して、結果をすぐにモニターやスクリーンに表示することもできる。他の学生がどう考えているのかを知ることで、自分の理解度を相対的に把握するのにも役立つという。さらに「教える側の勉強にもなる」と池田准教授は指摘する。

「ケータイのような双方的なツールを使うことで、自分の授業のデザインや学生の思考回路を見直すきっかけになる。講師の話をただ聞くだけの受け身の授業から能動的な授業にえるチャンスにでもできると思う」
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