最近、ギャル系雑誌と青文字系雑誌(原宿系雑誌のこと)を見比べていると、ふとあることに気付きました。ギャル系雑誌のモデル達は、元気いっぱいに満面の笑顔で笑っているのに対し、青文字系雑誌のモデルは、あひる口や口角を下げたりと無表情な姿でいること。青文字系モデル達の無表情な姿に驚いた私は、実際に青文字系女子に話しを聞いてみることにしました。笑わない表情がかっこいい?イエ~イ!――何で青文字系モデルさんって無表情だったり、笑顔が少なかったりするの?』原宿系A 青文字系はあまり笑顔を見せないのが基本ですよ!その笑わない表情がかっこいいんですよ!原宿系B 青文字系って独特な雰囲気を重視するからね!原宿系A あとFASHIONNEWSとか、海外のコレクション系の雑誌を見ている子が多いんだけど、そこに出ているモデルさんって笑わずかっこよくキメてるってのも関係してると思うな――ってことは、自分達が写真に撮られる時もあまり笑わないってこと?原宿系B あまり笑わない時が多いかなぁ~ニコニコの笑顔は作らないかも原宿系A あたしもあまり笑顔は作らないなぁ。無表情というか脱力的な感じで撮るかも』このように青文字系の間では、「無表情」で写真を撮ることがオシャレなスタイルであり、「無表情」でいる姿こそ自分自身の独特な雰囲気、世界観を作り上げるルールとなっているようです。反対に、ハジけた雰囲気や元気な姿、可愛さを打ち出したいと思うギャルの間では、(もちろん、クールでスタイリッシュなビジュアル面もありますが)満面の「笑顔」を作るギャルが多く、それに付け加え、ピースや手の表情を付け、更に明るい表情やハッチャケた様子を演出しているようです。青文字系女子は「マロ眉」が流行り更に調査を続けていくと、ギャル系・青文字系、それぞれが綴るブログにおいても、このようなスタイルの違いがあることが分かりました。まず、ギャル達が書くブログには、顔をアップにした写メを載せている子が多いのが基本です。その他、目をアップにした写メを載せ、使用しているつけまつげやカラコンの紹介をしたりと、顔中心の盛りを意識しています。次に青文字系が書くブログには全身の写メを載せている子が多く、その日のコーディネートを載せたり、洋服や小物を紹介したりとファッション中心の雰囲気を重視しているようです。これらを踏まえ、ギャル系と原宿系が写真を撮る時に重要視しているポイントを簡単にまとめると…ギャル=顔、可愛い、元気、盛り。青文字系=全身、雰囲気、世界観、脱力感。このように言えるのではないでしょうか。以前、ギャルウォッチでギャルと青文字系の関係性の違いについて書かせて頂きましたが、写真を撮る時にもギャルと青文字系では、文化、ルール・スタイルの違いが表れているようです。最後に、調査を続けていく上で印象に残ったのが青文字系の子の眉毛です…。最近の青文字系の間では、平安時代の人のように眉を薄く短く描く眉毛=マロ眉がトレンドとなっているようですが、眉毛は書いた方が可愛いと感じでしまうのは私だけでしょうか…。GRP編集長・まぁ~さ
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