2024年 4月 27日 (土)

CD不況なのになぜバカ売れ? ガガ様&AKBに潜む「共通点」

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両者のアルバムタイトルに「かぶるものがある」

   AKB48は、正反対だ。まるで点描法のジョルジュ・スーラの絵のように、大人数で没個性(もちろんそれぞれに個性的で、少しずつ花開きつつあるが)ではあるが、受け皿としてのAKB48という「像」を皆で描いていく。一人一人は単なる点だが、距離を置いて俯瞰してみると、AKB48という像が浮かび上がる。そしてその個性を、総選挙などといった様々なファクターで変化させていく。レディー・ガガとは真逆で、対極にあるような気がする。

   もうひとつ共通点があるとすれば、「限界を越える」モチベーションだろうか。レディー・ガガは個人の営為として尖りに尖り、AKBは集団として際限なく拡散し「没個性」を目指す……。なにか、アメリカと日本というお国柄を体現しているような。

   レディー・ガガのアルバム・タイトル『Born This Way』は「こうなる運命のもとに生まれてきた」という意味だが、良く見ると、AKB48は『ここにいたこと』というタイトルで、なにかかぶるものがある。

   結局はどちらも売れているわけで、CD販売という点では、いずれの方向性での展開も、まだまだ可能性が残されているといえなくもないか……。

加藤 普

【ボーン・ディス・ウェイ 収録曲】

1. マリー・ザ・ナイト
2. ボーン・ディス・ウェイ
   *KDDI「au」CMソング
3. ガバメント・フッカー
4. ジューダス
5. アメリカーノ
6. ヘアー
7. シャイセ
8. ブラッディー・マリー
9. バッド・キッズ
10. ハイウェイ・ユニコーン(ロード・トゥ・ラヴ)
11. ヘヴィー・メタル・ラヴァー
12. エレクトリック・チャペル
13. ユー・アンド・アイ
14. ジ・エッジ・オブ・グローリー
15. ボーン・ディス・ウェイ -ヨスト&ナーフ・リミックス- *
16. ボーン・ディス・ウェイ -LLG VS GLG ラジオ・リミックス- **
*インターナショナル・ボーナストラック
**日本盤ボーナストラック

【ここにいたこと 収録曲】

[CD]
1. 少女たちよ
2. Overtake(Team A)
3. 僕にできること(Team K)
4. 恋愛サーカス(Team B)
5. 風の行方
6. わがままコレクション
7. 人魚のバカンス
8. 君と僕の関係
9. イイカゲンのススメ
10. High school days(Team 研究生)
11. チームB推し(Team B)
12. チャンスの順番
13. Beginner
14. ポニーテールとシュシュ
15. ヘビーローテーション
16. ここにいたこと(AKB48+SKE48+SDN48+NMB48)
[DVD 収録内容]
振付映像収録
1. ポニーテールとシュシュ
2. ヘビーローテーション
3. Beginner
4. チャンスの順番

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