見た目は個性的だが、意外とあっさりした味東京大学の近くにあるラーメン店「山手らーめん安庵(本郷店)」は2011年7月中旬から、食用ミドリムシを世界で初めて大量培養することに成功した、東京大学発のベンチャー・ユーグレナ社とコラボし、ミドリムシ粉末を使った新商品「みどりラーメン」を売り出した。ミドリムシは、鞭毛運動をする動物的性質をもちながら、植物として葉緑体を持ち光合成を行う、動物と植物の両方の性質を持っている単細胞生物。必須アミノ酸やビタミン類など59種類の栄養素を持ち、「ミドリムシだけ食べていればヒトが生きていくのに必要な栄養素をまかなえる」と言われるほど栄養バランスに優れているという。とんこつスープとパスタのような麺に、オリーブオイルベースのミドリムシオイル・バジルなど5種類の緑色素材をつかうことで、見た目は個性的だが食べやすくなっており、ほのかにミドリムシの海藻のような味がする。価格は700円。
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