『お菓子ノート』新人物往来社から2011年11月に発売された新刊本『お菓子ノート』(著・猫井登)が好評だ。著者の猫井氏は元銀行家だが、お菓子研究家に転身。フランスのエコール・リッツ・エスコフィエなどで製菓を学んだ経験もある「異色」の人物だ。そんな猫井氏が本書に込めたのはパティシエの技とこだわりで、絶妙な作り方はもちろん、お菓子の由来や店ごとの違いなどを詳細に伝えている。断面図を多用し、それぞれのお菓子について解説するパターンも珍しい。構造が分かれば、それに合う食べ方も分かるということか。44種類、70点以上のケーキをオールカラーで掲載。単行本(ソフトカバー)、167ページ。定価1890円。
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