老婦人による「修復」でとんでもないことになってしまったスペイン・ボルハの教会のキリストの肖像画が、なおも話題を呼び続けている。ニュースになって以来、世界160か国から取材が来たり、Tシャツができたり、しまいには修復した老婦人が寝込んだり――そんな中、海外で登場した「TheCeciliaPrize」は例のキリスト肖像画をウェブ上で「修復」できるサイトだ。2012年8月31日までに、Twitter(ツイッター)で6000人近くがつぶやく人気ぶりとなっている。修復はやっぱり難しいツイッターのハッシュタグ「#ceciliaprize」にあふれる、各国のユーザーによる「修復」の数々サイトにはオリジナルの老朽化したキリスト肖像と、お絵かき用のパレットが用意されている。ユーザーは老婦人がしたのと同じ要領で、このキリスト肖像に上から色を塗って「修復」に挑戦するという仕組みだ。早速記者も試してみたが、かなり難しい。色数は少ないし、お絵かき用ソフトには不可欠な「アンドゥ(やり直し)」機能もない。実際、各国のユーザーがツイッターなどに投稿した作品を見ると、老婦人と同様、ほとんどがまったく別の絵になってしまっており、「なんだかんだ言って、みんなのフレスコ画修正ひどいじゃんw」「件の修復のインパクトを超えるものがなくて、逆に例のおばさんは天才なんじゃないかと思えてくる」といった声が聞かれた。URLは、http://www.ceciliaprize.com/
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