2019年 9月 19日 (木)

霞ヶ関官僚が読む本 
世界の戦争・内乱描いた本が描き出す 集団心理煽るメディアと日本の現状

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思った以上に現代日本と似ている

   もともと本を選んだときは、現代日本を離れて世界的歴史的狂気を垣間見るつもりだったが、ものごとの本質を伝えずむしろ群集心理を煽るメディア、その報道を鵜呑みにする大衆、狂気のなかで「正常に」狂気に取り込まれる人たち、そういったなかでものごとを批判的合理的な視点で客観的に分析する少数の人たち、と思った以上に現代日本と似ていることを発見して不吉な予感がした。

   最近は「事実だろうと正論であろうと大衆受けしない報道はできない」と堂々と言うメディアの方もいる。正論を述べて政治的に「粛正」される仲間もいる。扇動的なメディアの影響力はますます強く、それを鵜呑みにする国民もどんどん増え、理性を持つ少数派の憂いは深く、そして深く沈殿してきている。

   改めて歴史と世界を見つめなおし、日本を狂気に陥れないためにどうしたらいいのか、いよいよ真剣に考える気持ちにさせられた3冊であった。

経済官庁(審議官級) KY

   J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」でも記事を公開中。

【霞ヶ関官僚が読む本】  現役の霞ヶ関官僚幹部らが交代で、「本や資料をどう読むか」、「読書を仕事にどう生かすのか」などを綴るひと味変わった書評コラムです。
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