『BESTOFTHECHIEFTAINS』ザ・チーフタンズ『BESTOFTHECHIEFTAINS』SICP-20443~4 [Blu-spec/2Disc]3000円2012年11月7日発売ソニーレコーズインターナショナルアイルランドの音楽といえば、ケルティック・ミュージックということになる。ここでもエンヤ、ケルティック・ウーマンといったメジャーなミュージシャンをはじめ、アヌーナなども紹介してきたが、今回は世界で評価されたケルト音楽の魁とも呼べるザ・チーフタンズを紹介する。アイルランド・ダブリンで結成され、デビューは1962年だからちょうど今年で50年。51年目に入っているというレジェンド・グループ。1969年デビューのClannad、1987年デビューのAltanなどといったグループ同様、アイルランドのパブで聴かれていたトラッド・ミュージックを、コンサート・ホールで聴くことのできる音楽に昇華した最初のグループと言われる。1976年には映画『バリー・リンドン』(監督:スタンリー・キューブリック)の音楽でアカデミー賞を、グラミー賞も6作品で計7回の受賞を誇る。50年の軌跡を概観できる筆者のようなロックを聴いて育ったオヤジには、ヴァン・モリソンとの共作アルバム『アイリッシュ・ハートビート』や、ロック・アーテイストとの共作『ロング・ブラック・ベール』がザ・チーフタンズとの出会いだった(間はだいぶ空いているが)。日本には1991年以来これまでに9回来ており、10回目となる今年2012年も11月22日のBunkamuraオーチャードホール(東京・渋谷区)公演を皮切りに12月7日のまつもと市民劇場(長野県)まで、全国で9公演を行う予定。ワールド・ツアーの最終公演の地が日本。このアルバムは、結成50周年と10回目となる来日記念の2枚組日本独自企画ベスト盤!。選曲・監修はピーター・バラカンで、デビューから70年代まで所属したCladdaghRecords、1980年代のRCAレーベルの音源を含む、ザ・チーフタンズの50年の軌跡を概観できる非常に優れた内容になっている。ユニバーサルからは最新アルバム『ヴォイス・オブ・エイジス』のツアー・エディションが発売される。加藤普【BESTOFTHECHIEFTAINS 収録曲】[DISC:1]1.モーニング・デュー2.ザ・ボイ・イン・ザ・ギャップ3.ミュージカル・プリースト~クイーン・オブ・メイ4.赤毛の男の妻5.バニッシュ・ミスフォーチュン~ジリアンズ・アップルズ6.キャリックファーガス7.チェリッシュ・ザ・レイディズ8.キツネ狩り9.ギヴ・ミー・ユア・ハンド10.キャロランズ・コンチェルト11.ブレトン・ミュージック12.アウェイ・ウィ・ゴー・アゲイン13.希望14.ヘディガンズ・ファンシー15.アップ・アゲインスト・ザ・ボーチャローンズ16.ザ・ウインド・ザット・シェイクス・ザ・バーリー~ザ・リール・ウィズ・ザ・ベリル17.ドクター・ジョン・ハート18.エース・アンド・デュース・オブ・バイパリング19.アイルランドの女20.ザ・グレイ・フォックス:メイン・テーマ[DISC:2]1.ボフィフローとスパイク(withヴァン・モリソン)2.ガリシア3.チャラパルタ(withケパ・フンケラ&ジュリオ・ペレイラ)4.アルク・ダンツァ/アリン-アリン(withケパ・フンケラ&ジュリオ・ペレイラ)5.聖歌隊員の決闘(withカルロス・ヌニェス)6.ラ・イグアナ(withライラ・ダウンズ)7.ウェックスフォードのキャロル(withナンシー・グリフィス)8.ア・ストァ・モ・クリー(withボニー・レイット)9.オランダのロウランド(withナタリー・マーチャント)10.リリー・オブ・ザ・ウェスト11.ハートブレイク・ホテル(withチェット・アトキンズ)12.勝鬨の声~アーカンソー・トラヴェラー~ワイルド・アイリッシュマン(withジェリー・ダグラス)13.ドント・レット・ユア・ディール・ゴー・ダウン(withライル・ラヴェット)14.レイン・アンド・スノー(withデル・マクーリー・バンド)15.ケイティ・ディア(withギリアン・ウェルチ&デイヴィッド・ローリングズ)16.マット・モロイのパブにて:フレッド・フィンズ/ケリー城/赤毛の少女(リール)17.縄をなう(withキアラン・オ・ガルヴォーン)18.フィンガルの洞窟(withナタリー・マクマスター)19.ボーの踊り20.ティアーズ・オブ・ストーン21.デレクズ・チューン(withキャロライン・ラヴェル&トリーナ・マーシャル)
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