2021年 12月 9日 (木)

美輪明宏「ヨイトマケの唄」にみる 2013年「歌の力」復活の予感

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   昨年末に、2012年の総括をしようと思ったが、やめた。

   理由は、去年、一昨年となにも変わるところがないと判断したからだ。「AKBとジャニーズを柱に、プラスアルファが売れ筋だった」くらいしか書きようがないのだ。

劣化した日本のマスメディア

「ヨイトマケの唄」を紅白歌合戦で披露した美輪明宏さん(写真はリハーサル時)
「ヨイトマケの唄」を紅白歌合戦で披露した美輪明宏さん(写真はリハーサル時)

   と同時に、日本の音楽産業そのものに「ENDマーク」が出てしまったような気配が感じられ、「未来を予見するための総括」という意味を見いだせなかったのだ。その理由は、こうだ。

   2012年には、AKBの前田敦子が卒業するというニュースを、NHKまで含めたあらゆるメディアが横一線で取り上げるなどということが起きた。しかし、大騒ぎした挙句、それ以降前田敦子の報道などとんと見かけない。大山鳴動なんとやらである。これはなにを意味するのか?

   音楽産業を支える柱でもある天下のメディアが、ただの一過性しかもたない情報を必要以上に取り上げるということに、違和感があった。どう考えても、日本のマスメディアが劣化したのだという結論しか見いだせなかったのだ。なんの包括性も予見性もない、垂れ流しのメディア。

   音楽は、マスメディアの存在がなければ、今日に至る発展はなかった。だがいまのマスメディアには、音楽を発展させる要因はない。

◆加藤 普(かとう・あきら)プロフィール
1949年島根県生まれ。早稲田大学中退。フリーランスのライター・編集者として多くの出版物の創刊・制作に関わる。70~80年代の代表的音楽誌・ロッキンFの創刊メンバー&副編、編集長代行。現在、新星堂フリーペーパー・DROPSのチーフ・ライター&エディター。

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