2021年 1月 26日 (火)

霞ヶ関官僚が読む本
「ネット選挙」のパワー、日本はまだ知らない アメリカ・スペインにみる「双方向」の重要性

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「民主主義×ICT」、日本で定着するか

   筆者も、ツイッターを使って諸外国における選挙戦の状況を観察している。

   スペインで2011年に行われた総選挙では、当時野党の国民党が掲げたスローガン「Sumate al cambio」(西語で「君も変革に加われ」の意)が「#SumateAlCambio」というハッシュタグとされ支持者の間で広く使われた。また、自らの政策を語るだけでなく、支持者からの質問・意見に応えるポストも積極的に発信する候補者も見られた。

   結果、この選挙で国民党は当時の与党スペイン社会労働党から政権を奪還した。また、筆者が観察していた「応答に積極的な候補者」も当選を果たしている。

   この選挙戦を巡る熱気は、今でも筆者の記憶に新しい。特に、ネットの双方向性を活かして候補者と有権者が連帯していく姿は、「理想的」とすら思えた。

   さて我が国はどうなのか。ネットの双方向性を活用した候補者と有権者の結束による「民主主義×ICT」は、いずれは定着するのか、それとも根付くことはないのか。

   ……ここで我に返る。我が国では、今夏の参院選で初めて「ネット選挙運動解禁」が実現したばかりに過ぎない。ネットの持つ「双方向性」が活かされれば、「民主主義×ICT」は自然に実現していく。そう楽観視しようと思う。

総務省(室長級)K・M

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