2020年 8月 9日 (日)

霞ヶ関官僚が読む本
「役人を目指すきっかけ」の1冊 「天下国家のために働く」魅力とは

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   これまでに読んだ本について、特に傾向はないものの歴史物や戦記物などを比較的多く読んできたと思う。振り返ってみて、記憶に残っている本は幾つもあるが、特に強く影響を受けたものを簡単に取り上げてみたい。

天下泰平のために人生を捧げる生き様

『官僚たちの夏』
『官僚たちの夏』

   第一は、『徳川家康』(山岡荘八著)である。戦国の世、信長の全国制覇に向けての戦いの連続、秀吉による全国統治の動きと朝鮮出兵と戦いは続き、家康はこれらを踏まえつつ無私の境地に立って戦乱の無い平和な世の中を築きたいとの一念で、ライバル達を次々に従え、豊臣家一党を打ち破って武士の頂点に立つ。更に、平和が続くよう統治システムとしての幕府体制を整備し、徳川家本家と分家の関係を定め、宮中との関係も整えて、徳川幕府300年の礎を築く、といった家康の人生を記した物語。

   記述は、多分に倫理的であり、説教くさいものではあるが、天下泰平のために人生を捧げる生き様が感じられ、長編ながら一気に読み下させるだけの本であった。家康の「人の一生は、重き荷を負うて遠き道を行くが如し」の言葉に感動し、自分も人のために何かをしたいと心に誓わせる本である。

【霞ヶ関官僚が読む本】 現役の霞ヶ関官僚幹部らが交代で、「本や資料をどう読むか」、「読書を仕事にどう生かすのか」などを綴るひと味変わった書評コラムです。

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