山本昌、亀田興毅の引き際とは 「終わり方」の美学について考え
2015.10.26 15:21
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ゼロから出発し10年以内に引退
若くして財をなし、気ままに引退する方法――こんな素敵な方法があるのか。『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』(著・ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター、訳・白根美保子、2592円、筑摩書房)は「金持ち父さん」シリーズの5冊目で、ゼロから出発した著者たちがどのように10年以内に引退したか、その方法を書いたものだ。一生働き詰めで終わるのはイヤだと思っているなら、この本はきっと役に立つといっている。
強調しているのは、「お金の世界で一番大事な言葉はキャッシュフローで、二番目に大事な言葉はレバレッジだ」という点だ。レバレッジとは、より小さな力でより大きな物を動かす「てこの原理」のことで「レバレッジこそが、金持ちになる人とそうでない人がいる理由だ」と語っている。
第1部から「頭脳のレバレッジ」で始まり、第2部「プランのレバレッジ」、第3部「行動のレバレッジ」、第4部「最初の一歩のレバレッジ」とレバレッジが続く。まずはこのキーワードを習得するということだろう。