矢印がサンマになるだけで1600人が夢中 異色の「サンマ課金」とは?

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「開発者も課金者も笑顔になれる素晴らしいサービス」「本来課金はこういう使い方するべき」――。

   あるナビゲーションアプリの課金システムが、「異色すぎる」として話題となっている。

  • サンマアップグレード後
    サンマアップグレード後
  • 通常の矢印
    通常の矢印
  • 課金画面
    課金画面

「こんなに課金したいと思った事ないわ」

   話題の的となっているのは、合同会社「方痴民」が手がけるナビアプリ「Waaaaay!(うぇーい!)」だ。

   「Waaaaay!」は、「どんな方向音痴でも迷わない」をコンセプトに、シンプルでわかりやすい作りが特徴。「グーグルマップ」のように、周辺の建物や現在地は表示されず、目的地までの「方向」と「距離」のみに情報を絞っている。

   注目を集めているのは、同アプリ内の、方角を指し示す矢印を120円で「サンマ」に変更できる「サンマアップグレード」という機能だ。サンマになったからといって利便性が向上するわけではなく、課金画面では、

「開発者の笑顔が見たい人はサンマにしてみて下さい」

とユーモアあふれる文言が表示される。

   この「サンマアップグレード」に、ツイッターやネットの掲示板では、

「サンマを唯一の課金アイテムにする発想とか最高」
「サンマにしたい!!こんなに課金したいと思った事ないわ」
「なんで......サンマ......(でも無性に課金したくなるなこれ)」

と、一風変わった課金方法を賞賛する声が相次いでいる。

開発者に聞く「サンマ課金」が生まれたワケ

   この「サンマ課金」はどういった経緯で生まれたのだろうか。

   開発元である合同会社「方痴民」の綾木良太氏は2017年4月28日、J-CASTの取材に対し、

「もともとWaaaaay!は、方向音痴が悩みだったエンジニア(私)とデザイナーが半分趣味で作ったアプリです。なので、収益性は全く考えていなかったのですが、iOSアプリやAndroidアプリを作るためには、デベロッパー登録料(Apple:1万1800円/年、Google:25ドル)がかかります。また、サーバ代やドメイン代等の通信費もかかります。自分達の人件費は出せないとしても、損はしたくないため、年間数万円は売り上げがあれば良いなと思いました」

と収益化の経緯を話す。その後、広告モデルやアンロック(課金で上位機能を解放)を検討したというが、ユーザーの使い勝手の面から見送った。

「そこで、特に機能的な意味は無いけど、募金感覚で課金をして頂けないかと考えました。たまたま、この議論をしている時に、サンマのキーホルダーが手元に置いてあったので、『サンマでいっか』という話になりました」

   「Waaaaay!」は、現在80万人超のユーザーがおり、課金率は0.2%。約1600人が利用していることになる。前述の運用費は回収できているという。

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