プロ野球・日本ハムの近藤健介(23)が、夢の「4割打者」に向けて勢いが止まらない。オールスターの辺りでどんな数字か次第かなー近藤は、2011年にドラフト4位で横浜高校から日ハムに入団。もともと巧打に定評があり、プロ4年目でその才能が開花。打率.326とパ・リーグ打撃ランキングで3位に食い込むハイアベレージを残す。しかし翌16年は、膝を痛めたこともあり打率.265と不本意な結果に終わっていた。そんな再起に燃える今季は開幕から絶好調だ。近藤は2017年5月23日時点(40試合出場)で、打率.420と驚異的な数字を残している。出塁率は.577のため、2打席に1度以上は出塁していることになる。過去を振り返ると、1989年に当時巨人のウォーレン・クロマティが96試合まで4割を維持していた(最終打率は.378)。また、シーズン終了時の最高打率は、1986年に当時阪神のランディ・バースが記録した.389だ。ツイッター上では、「近藤5月で4割ヤバいな夏場は休ませながらなら最小規定打席数でなら4割夢ではなさそう」「近藤すげえなー。このまま4割目指して頑張って欲しい」と大いに期待が集まっている。一方で、「ああ、近藤の成績は落ちると思ってるよ!日ハムの順位は上がる気がするけど!最終的に3割3分ちょいで出塁率4割8分とかじゃないかな」「近藤4割は無理だろうけど出塁率はヤバくなりそう」と諌める声も少なくない。日本のプロ野球で前人未到となる「4割打者」。その誕生はなるか――ひとつのカギは、5月末から始まるセパ交流戦にある。
記事に戻る