2024年 5月 4日 (土)

脚光を浴びる「認知症保険」 人気の理由、各社の違いに迫る!

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診断確定後すぐに一時金を給付する

――早期発見と早期治療が大切になるのですね。認知症の治療費、介護費などの経済的負担を支援するものとして、認知症保険が50、60代を中心に注目を集めているようです。これを提供している生命保険会社は何社ありますか。

「3社です。太陽生命のひまわり認知症治療保険、朝日生命のあんしん介護認知症保険、メットライフ生命の終身医療保険フレキシィシリーズにつけられる終身認知症診断一時金特約。この3種ですね」

――各社のサービスには、どんな違いがあるのですか。

「太陽生命のひまわり認知症治療保険は、引受基準緩和型と言われるもので、持病があっても入れるタイプです。朝日生命のあんしん介護認知症保険はいわゆる標準体で、健康でないと入れない。メットライフ生命の特約は標準体と緩和型、両方の保険に付けられるので、汎用性が広いです。保険期間でみると、太陽生命は10年と終身、朝日生命は定期と終身、メットライフ生命は終身、となります。診断確定後すぐに保険金が給付されるのは、メットライフ生命。他の2社では、診断確定に加え介護要件などが必要です。太陽生命の場合、診断確定後に見当識障害(編注:認知症の中核症状。今いる場所が分からなくなる、など)の状態が180日間、継続していなければならないという条件がついています。朝日生命の場合は、要介護1の条件をクリアしなければなりません」
メットライフ生命のプレスリリースから
メットライフ生命のプレスリリースから

   診断後すぐの給付は、利用者にとってはうれしいように思う。J-CASTトレンド編集部は、2017年7月に「認知症保険」の商品を発売したメットライフ生命保険(東京都千代田区)の担当者にも話を聞いた。

――メットライフ生命保険 A&H商品開発マネジメント部のご担当者様にうかがいます。認知症と診断確定された時点で一時金を支払う保障は、業界初ですね。

担当者 「はい。現在、業界内の認知症保険の位置付けとしては、介護の状態になるまで進行した認知症患者を保障するものですが、当社とは大きく色が異なります。当社は、診断確定後の早期発見、早期治療を目指しています」

――早い段階での支払い。そこが大きく違うところなんですね。

「ええ。認知症の患者さんには、早い段階で治療していくことが効果的であり、そうした経済的なサポートをしたいとの思いがありました。また、メットライフ生命では何かあった時の保障だけでなく、日常からお客様のお役に立てるサポートをしたいと考えております。『#老後を変える』ための特設サイトを設け、日々の健康的な生活のためのヒントとなる情報提供も行っています。お客様が豊かな老後を思い描き過ごすことができるような、日本の『老後を変える』という思いもありました」

――メットライフ生命の終身認知症診断一時金特約は、2017年7月に発売した新終身医療保険「Flexi S(フレキシィ エス)」と終身医療保険(引受基準緩和型)「Flexi Gold S(フレキシィ ゴールド エス)」に付加する形で加入できます。「Flexi Gold S」は終身認知症診断一時金特約の他、介護一時金の保障の新設、1年間の支払い削減期間の撤廃、という2点においても、業界初の引受基準緩和型医療保険ですね。

「持病をお持ちの方に向けた保険では、1年間以内の請求の割合が高い傾向にあります。メットライフ生命ではたくさんのお客様の声をお聞きして商品やサービス開発に努めており、保険商品を提供する側として本来あるべき姿ではないと考え、支払い削減期間を撤廃しました」

   小川さんも、「緩和型だと、介護の保障をつけにくいですよね。健康な状態で介護保険に入る、みたいな商品の方が多いですから。持病があっても、介護の特約を付けられる商品は他社にありませんでした」と、評価する。

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