世代間ギャップをめぐる議論は、たびたび起きる、。自分たちの世代には当たり前だったものが、下の世代には全く知られていなかった......なんてことも少なくない。インターネット上ではいま、パソコンの周辺機器「ボール式マウス」をめぐる認知度の差が話題になっている。「もう化石扱いかよ...」「マウスは光学が当たり前の世代が出てきたのであった」――ツイッターユーザーの「KOI2」(@takasuke_koi)さんが2018年5月22日、自身の体験に基づくこんな発見を書き込んだ。50代の「KOI2」さんと同じ職場の27歳の男性がある日、「すげー特殊っぽいマウスが廃棄で出たっす!」と叫び、手元には「ボール式マウス」があった。「KOI2」さんは「これも・・・もうジェネレーションギャプの一部になったんだな」と驚きを伝えている。投稿は25日現在で4万リツイート(拡散)され、ネット上を賑す。「もう化石扱いかよ...知ってる俺はおっさんだなw」「俺30だけど、知ってるし使ってたなぁ。。。この辺がラインなのかな?」「そのうち『コードがついてる!?』っていう時代になるんですかね......」いまだ「現役」で使う人もいまやマウスと言えば、発光ダイオード(LED)で動きを読み取る「レーザー式」や「光学式」が主流だ。内蔵された球で動きを読み取る「ボール式」は現在、パソコン周辺機器大手のロジクールやサンワサプライ、エレコム、バッファローの商品サイトでは取り扱いが無い。サンワサプライの「マウスの豆知識」というページでは、「マウス誕生当初から使われていたボール式マウスは、光学式マウスの普及とともに流通する量は少なくなってきました。光学式マウスと比べ、ボールの動きを読み取るセンサーなどが汚れた場合には掃除が必要というデメリットがあるためです」と紹介している。一方で、「単純な構造を持つことから安価に製品を提供できる点に加え、ある程度の堅さの場所であれば動作が不安定にならないなどの利点もあります。また、光学式マウスはボールがないため軽量ですが、ボール式マウスの適度な重さが操作しやすい方もいらっしゃいます」とも説明。こうした優れた点もあってか、ツイッターでは、「うちの高校未だにこのマウス使うから時代遅れ」「今でも時々このマウスを使う高3とは...」といまだ「現役」だという声も寄せられていた。
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