2018年 10月 24日 (水)

高齢になるほど「過激思想」持ちやすい 富士通総研調査、SNS利用とは関連見られず

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「年齢が高いほど過激な意見を持つ傾向がある」――。

   富士通総研が2018年7月13日、こんな調査結果を発表した。

   政治的傾向に影響を与える要素を調べたもので、インターネット上では「薄々感じてたことが明るみに出た感じ」「めちゃめちゃ実感に近い」と賛同の声が少なくない。

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ブログを読む人はむしろ穏健化

   調査は、富士通総研の浜屋敏研究主幹と、『ネット炎上の研究』(勁草書房)などの著書を持つ慶應義塾大学・田中辰雄教授(計量経済学)によって行われた。

   調査の発端は、インターネットが社会の分断を加速させているのか、との問題意識からだ。

   ネット上では、自分の興味がある情報だけに目を向け、そうでないものや価値観にそぐわない意見は無視する「選択的接触」が起きやすいと言われているという。そのため、

「誹謗と中傷が跋扈(ばっこ)し、相互批判ばかりが目立つようになった。人々の政治的な意見は左右の二つの陣営にますますわかれていき、社会は分断されているという印象が生まれる」

とする。

   そこで、「通説」を確かめるべくアンケートを実施。政治的傾向とネット(ブログ・SNS)接触度の関連を探った。※詳細は以下から

   http://fujitsu.com/jp/group/fri/column/opinion/2018/2018-7-6.html

   すると、意見の過激さと、ツイッターやフェイスブック利用との間に有意な関係はなく、ブログを読む人はむしろ穏健化する傾向があったという。

   それでは、政治的傾向に影響を与える要素は何か。調査からは「年齢」だということがわかり、年齢が高くなるほど過激な意見を持つ傾向があると結論づけている。

一方、朝日新聞の調査では...

   調査結果に対し、ツイッター上では、

「年取ると他人の意見を受けれにくくなるんだろうなあ」
「これはめちゃめちゃ実感に近い。ネットは多様な価値観や意見に触れやすくデマ訂正も早いので穏健な見解になりやすいはずなんだよな......」

などと概ね賛同が目立つ。ジャーナリストの佐々木俊尚さんも、

「薄々感じてたことが明るみに出た感じの富士通総研の調査。過激度に最も大きな影響を与えているのは回答者の年齢で、年齢が高いほど過激な意見を持つ。逆に若い人ほどネットで多様な意見に接し、ネットは分極化の原因ではないと示唆」

とツイートしている。

   なお、朝日新聞は2018年7月16日付記事(ウェブ版)で、SNSやネットの情報を参考にする層は内閣支持率が高い傾向にある――との調査結果を発表している。

   政治や社会の出来事を知る際、「SNS」「ネット」を一番参考にすると答えた層の支持率は、それぞれ48%、42%。一方、「新聞」と答えた層は32%だった。

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