2020年 6月 2日 (火)

日韓共同で薬物依存の治療法を探る

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「スーパーマンになれる薬」

   鍋島氏が薬物依存に関わりはじめたのは1978年、米国に留学したときである。当時、薬物乱用が米国で大きな社会問題になっていた。その薬の名はフェンサイクリジン。

「もともとは、1950年代に麻酔薬として開発されました。ただ、麻酔から覚めたときに、患者さんの3割が幻覚を経験しました。また暴力を振るうといった副作用もあったので、人には許可されませんでした」

   ところが動物の麻酔用には許可されたため、違法に入手する輩(やから)が続出した。たとえば幻覚を期待する者、あるいは痛みを感じないので、「スーパーマンになれる薬」とも言われたことから、素手でガラスを割ったり、ビルから飛び降りたりする人が出た。

   なぜ、こうしたことが起きるのか。鍋島氏は研究を始めた。

   薬を使うと三つの特徴があらわれた。部屋の中をぐるぐる回ったり、顔を何度も洗ったりする「陽性症状」、逆に何もやる気が起きず、社会性のある行動ができない「陰性症状」、さらには記憶・学習に支障をきたす「認知障害」だった。

公益財団法人韓昌祐・哲文化財団のプロフィール

1990年、日本と韓国の将来を見据え、日韓の友好関係を促進する目的で(株)マルハン代表取締役会長の韓昌祐(ハンチャンウ)氏が前身の(財)韓国文化研究振興財団を設立、理事長に就任した。その後、助成対象分野を広げるために2005年に(財)韓哲(ハンテツ)文化財団に名称を変更。2012年、内閣府から公益財団法人の認定をうけ、公益財団法人韓昌祐・哲(ハンチャンウ・テツ)文化財団に移行した。

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