徳川の歴代将軍の統治権は誰から預かったものなのか。天なのか、天皇なのか。本居宣長は1787年に執筆した「玉くしげ」で、朝廷は天下のまつりごとを徳川将軍に預け、将軍は大名に預けていると説いた。天明の大飢饉、大名の財政危機、ロシアとの軍事的緊張などが重なり、朝廷の権威を頼る向きが、大名、公家の双方に生じる。鍋島藩、水戸藩などと公家との婚姻関係は、朝廷と幕藩との共通意識を醸成していったのである。
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