2024年 4月 26日 (金)

■朝日FS「カス丸の競馬GI大予想」
3強で決着か、穴馬浮上の波乱か

   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週はカス丸の大好きな阪神ジュベナイルフィリーズだったじぇい。カスヨ姉さんが〇△◎で3連複当てたけど、カス丸ははずれたきゃすう。泣きたいじぇい。

   カスヨ カス丸、そんなに落ち込まないのよ。競馬は当ててもはずしても、終わったら忘れてともかく次を考えるのよ。さあ、今週は2歳の王者を決める朝日杯フューチュリティステークス(FS、2019年12月15日、阪神競馬場、芝1600メートル)よ。若駒のチャンピオン決定戦。カス丸と同世代みたいなもんだからがんばってよ。

デイリー2歳ステークス組が優勢?

   カス丸 わかったじぇい。でも、男の子(牡馬)ばかりだから、阪神ジュベナイルほど興味がないきゃすう。最近4連勝中と、なぜか絶好調のカスヨさんの本命はなに?

   カスヨ わたしはタイセイビジョンよ。まあ、今回はタイセイビジョンのほか、サリオス、レッドベルジュールを含めて3強の争いといわれているわ。でも勝つのはタイセイビジョンよ。まずは手綱を取るユタカちゃん(武豊騎手)ね。中央競馬GI完全制覇まであと二つ。偉大な4000勝達成の次は、この前人未到の大記録が目前に迫っているわ。今回は絶好のチャンスで、天才がいろいろと戦術を練っているはずよ。タイセイビジョンは前走の京王杯2歳ステークス(GII、東京、1400メートル)でレコードV。しかも、上がり3ハロン(最後の600メートル)が33秒5。上がり2位になんとコンマ8秒も差をつけるというトンデモ末脚よ。朝日杯FSは先週の阪神ジュベナイルフィリーズと同じ舞台なんだけど、レース展開がちょっと違っているのね。ジュベナイルは先週言ったようにスタミナ勝負のところがあるけど、朝日杯FSは上がり勝負の傾向ね。このレースが中山から阪神に移った2014年以降をみると、稍重だった14年以外の4年間は朝日杯FSの優勝馬のほうがジュベナイル優勝馬よりも上がりでコンマ1秒から2.5秒ほど速いわね。その多くが33秒台の上がりを記録しているわ。だから末脚が大切。タイセイビジョンはデビュー3戦ですべて上がりがナンバーワンよ。今度のコースも直線が長いから末脚の爆発は間違いないわ。

   ガジュマル爺 そうかな? わしは無印じゃ。そもそも朝日杯FSは前走がサウジアラビアロイヤルカップ(GIII、東京、1600メートル)とデイリー杯2歳ステークス(GII、京都、1600メートル)を走った馬が馬券に絡むことが多いんじゃ。京王杯2歳Sはサウジと同じ東京競馬場なんじゃが、距離が1400メートルと短い。今度のレースは1600メートルあるんじゃ。だからサウジのほうが合ってるというわけじゃ。今年はサウジを勝ったのがサリオス、デイリーがレッドベルジュールじゃ。両方のレースをみると、デイリー杯のほうが京都競馬場外回りコースの最後の4ハロン(800メートル)で、各ハロンほぼ11秒台という厳しい勝負じゃった。サウジのほうはサリオスがレコードを記録して強い競馬じゃったが、レース自体の厳しさからいうとデイリー杯が上とみておる。そこで本命◎はレッドベルジュールじゃ。対抗〇は当然サリオスとなるんじゃがな。上がり3ハロンの話じゃが、レッドは33秒8、サリオスは33秒1と両馬とも33秒台で走っておる。レッドはディープインパクトの仔、サリオスはハーツクライの仔。レッドの母方はミスタープロスペクター系で2014年にこのレースを勝ったダノンプラチナと同じ血統じゃ。サリオスの場合はハーツクライ産駒じゃから、ここ5年では馬券に絡んでおらんからやはり対抗じゃな。まあ、今年は見るべきものがあるのはこの2頭じゃから、わしの予想で決まりじゃ。

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