日経ナショナルジオグラフィック(東京都港区)は、「ビジュアルパンデミック・マップ伝染病の起源・拡大・根絶の歴史」を、2020年2月18日に発売した。ペスト、天然痘、インフルエンザささいなきっかけで爆発的に拡散してしまう伝染病について、感染のきっかけとなった事柄や地域、症状、治療方法、世界での取り組みなどを、最新のデータにもとづいて解説。中世ヨーロッパではびこったペスト、人の感染症として初めて根絶に成功した天然痘、毎年のように流行するインフルエンザ。これら20の感染症について、専門用語は使わずにビジュアルとストーリーで分かりやすく紹介する。感染経路や収束の例、感染地域などを地図化。各項の冒頭では、病原体や症状、感染経路、流行の現状、予防・治療法などがデータ化されている。日本語版の監修は、国立感染症研究所部長の竹田誠氏と、元国立感染症研究所所長の竹田美文氏。価格は2600円(税抜)。
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