2020年 6月 1日 (月)

防護服で患者対応の救急隊「撮影しないで」 「新型コロナ感染かも」根拠なきデマにつながる

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「救急隊が防護服を着ているからといって、新型コロナウイルスに感染している患者さんを対応しているとは限りません」

   名古屋市消防局の公式ツイッターアカウントが2020年3月16日、「救急隊からのお願い」と題して投じたツイートが話題だ。続けて「現場活動する救急隊を撮影し、正確でない情報を投稿するなどはやめてください」と、文章と画像で協力を呼び掛けている。

  • 防護服着て活動中の救急隊「撮影しないで」(画像はイメージ)
    防護服着て活動中の救急隊「撮影しないで」(画像はイメージ)
  • 防護服着て活動中の救急隊「撮影しないで」(画像はイメージ)

感染有無不明でも、万全を期して防護服を着用

「写真が投稿された事実は確認できていませんが、現場に出ている救急隊から『撮影された』という報告が上がっています」

   名古屋市消防局総務課の担当者は3月17日、記者の取材にこう答えた。救急出動時は常に防護服を着ているわけではないが、患者に発熱などの症状が出ている場合には、「新型コロナウイルスに感染しているかどうかがわからなくても、感染対策のために万全を期して防護服を着用し、対応に当たっている」という。

   もし「救急隊が防護服を着ている」だけを理由に、救助されている患者が「新型コロナウイルスに感染している」と判断し、写真を撮影してSNSに投稿したら――。感染していないケースは十分考えられ、その場合、「デマ情報」を拡散することにつながる。写真を撮られた患者やその家族が、いわれのない誹謗中傷をされる原因にもなってしまうのだ。

   総務課担当者は、「活動中の救急隊や患者の撮影と、正確でない情報発信」をしないよう強調し、「患者さんやご家族への誹謗中傷も控えていただきたい」と話した。

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