2020年 6月 4日 (木)

「アルコール高濃度の酒」消毒液の代わりに認める 厚生労働省「医療機関向け」特例措置

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   厚生労働省が、アルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりに使用することを特例として認めるとした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、主に医療機関における消毒液の不足を解消するための措置だ。

   2020年4月13日、NHKのニュースサイト「NHK NEWS WEB」が報じ、ツイッターで瞬く間に情報が拡散されると「消毒液の代わり」がトレンドワード入り。「酒コーナーから酒がなくなる」、「なんてこったい 大丈夫なのかな」とユーザーから不安の声が上がっている。

  • 医療現場で「アルコール高濃度の酒を消毒液に」厚労省が特例措置
    医療現場で「アルコール高濃度の酒を消毒液に」厚労省が特例措置
  • 医療現場で「アルコール高濃度の酒を消毒液に」厚労省が特例措置

エタノール濃度が原則「70~83vol%」のものを使用

   厚労省は4月10日に日本病院会へ向け、「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(改定)」との通達を出した。NHK報道は、この内容に基づいたものかもしれない。

   通達によると「医薬品及び医薬部外品たる手指消毒用のエタノール(以下「手指消毒用エタノール」)」の需給がひっ迫している。国内の製造販売各社が増産に努め、各医療機関に届くよう供給の強化を進めてきたが、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大するなか、今後、必要な手指消毒用エタノールの確保が困難な施設が出てくることが想定される。そこで、

「手指消毒用エタノールの供給が不足していることから、医療機関等において、やむを得ない場合に限り、高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替品として用いることは差し支えない」

としている。また、高濃度エタノール製品を手指消毒に用いる際は酒税法で定められた酒類製造者または酒類販売業者から購入し、エタノール濃度は原則「70~83vol%(ボリュームパーセント)」の範囲内(消毒効果が十分に得られるよう、より高濃度のものは精製水等で同範囲に薄めて使用すること)、含有成分にメタノールが含まれないものであること、などが示されている。

   通達に書かれている「やむを得ない場合」とはどのような時か。医療機関だけでなく一般家庭においても、高濃度エタノール製品を手指消毒に用いることは可能なのか――。J-CASTトレンドでは詳しい内容について、現在厚労省に取材中だ。確認が取れ次第、続報としてお伝えする。

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