2020年 9月 24日 (木)

心の免疫力 松浦弥太郎さんは二つの「指差し確認」で不安と向き合う

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   ku:nel 9月号の特集「クウネル世代の生活スタイルの整え方」に寄せた短文で、松浦弥太郎さんが日常的な不安にどう向き合うかを説いている。松浦さんは同誌で別に連載を持っているため「スペシャルエッセイ」と銘打っての寄稿だ。

   「ライフスタイルを考えることと、日々、不安と迷いに向き合うことは、いつも同軸にあります」...こう書き出した筆者は、人間は不安や迷いを乗り越えるために考え、悩み、学び、助け合い、その延長線の上に幸せを見出す、とつないでいく。そして、誰かに与えられるのではなく、ささやかでも「しあわせ」を自分で見出すために生きていると。

   では「しあわせ」とは何か。

「どんなに不安であったり迷いがあっても、その状況や、または他人に対して、自分がどんなふうに接するのか、どんなふうに理解し、どんなふうに反応するのかによって、それを苦しみとするのか、しあわせだと感じるのかは左右される」

   よくある処世論だが、松浦さんの場合、穏やかに暮らすための心がけが独特である。

「僕のベーシックは全肯定です。すべてを受け入れ、理解し、認めること...どんな出来事にもさまざまな側面があります。ある側面は苦しみであっても、別の側面から見たら、学びが多く、感謝できることは多々あります」
  • 悩んだときは、どうすれば…
    悩んだときは、どうすれば…
  • 悩んだときは、どうすれば…

なにごとも「過ぎない」

   松浦さんは、これからの時代はウイルスに対する免疫力以上に、「心の免疫力」を高めることが必要だという。先の「全肯定」も自分なりの免疫づくり、ということだ。

「いかに精神的な痛みで心を苦しめないようにするのか。これから何が起きるかわからない時代に、いらだちながら暮らすことくらい苦しいことはありません」

   とはいえ、世には慢性的ないらだちの中で「自分自身に腹を立ててしまう暮らし」を続ける人も少なくない。そうならないためには「過ぎないこと」だと。

「自分や他人、社会に対して、期待し過ぎない、求め過ぎない、望み過ぎないこと。決してあきらめることではありません...ただ過剰にならないこと。過ぎた欲求が果たされないことによるストレスが心をいらだたせ、怒りを生み出すからです」

(1)どんなことにもしあわせを見出そう
(2)足るを知り、決して過ぎないように

「まずはこのふたつを毎日指差し確認する。そして何事も簡潔に。これで僕のライフスタイルは整うのです」

冨永格(とみなが・ただし)
コラムニスト。1956年、静岡生まれ。朝日新聞で経済部デスク、ブリュッセル支局長、パリ支局長などを歴任、2007年から6年間「天声人語」を担当した。欧州駐在の特別編集委員を経て退職。朝日カルチャーセンター「文章教室」の監修講師を務める。趣味は料理と街歩き、スポーツカーの運転。6速MTのやんちゃロータス乗り。

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