2024年 4月 23日 (火)

新型コロナで機内のブランケット貸し出さず 寒くても耐えるだけ?航空3社に聞く

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが、搭乗した飛行機内で「困った」ようだ。機内が寒すぎたため、ブランケットを頼もうとしたところ新型コロナウイルスの感染対策のため、貸してもらえなかった様子を2020年9月9日、ツイッターに投稿した。

   ただ、寒さで震えていたら客室乗務員が最終的に貸し出してくれたという。田村さんは「今度からは半袖で半パンで乗るのはやめよう」とつづっている。これまで何の気なしに借りられていた備品が、昨今利用できない場合があるようだ。国内航空3社に、機内サービスの現状を取材した。

  • 新型コロナで機内のブランケット貸し出さず・・・寒くても耐えるだけ?
    新型コロナで機内のブランケット貸し出さず・・・寒くても耐えるだけ?
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JALとANAは「羽織り物の用意を」と呼びかけ

「国内線の場合、普通・プレミアムクラス共に新型コロナウイルス感染対策の観点から、毛布の提供は現在取りやめています。プレミアムクラスでは枕の提供も行っておりません」

   全日本空輸(ANA)広報部は取材に対し、こう答えた。公式サイトでも「機内サービスの休止・簡素化」の説明があり、食事や飲物、機内販売や機内誌などのサービスを休止または簡素化しているという。広報担当者によると、搭乗客に「寒い」と訴えかけられた場合は「機内温度を調整して対応」するそうだが、すぐさま調節が利くわけではない。より快適に過ごすための方法として、「一枚羽織り物をご持参いただくこと」を促している。

   日本航空(JAL)も同様の対応だ。メール取材に対し、広報は国内線「Class Jおよび普通席」でブランケットと枕の貸し出しサービスを一時中止していると答えた。機内の温度は利用客によって感じ方が異なるため、「必要に応じて羽織りもの類」を準備するよう検討してほしいと呼びかけている。国際線・国内線、またクラスごとに異なるサービス提供体制になっているため、搭乗前に公式サイトで情報を確認しておくのがよい。

スカイマークは通常通り貸し出し中

   スカイマーク(東京都大田区)は20年4月16日から機内サービスを休止していたが、路線限定の無料コーヒーサービスとアルコール類の販売を除き、7月17日に全路線で再開。同社広報担当者は取材に対し、「ブランケットの貸し出しをしている」と述べた。公式サイト内「新型コロナウイルスの感染拡大防止のために」ページ内「空港や機内での感染防止対策」を見ると、機内サービスの提供状況がわかる。

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