2020年 10月 26日 (月)

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■『アジア経済はどう変わったか?アジア開発銀行総裁日記』(著・中尾武彦 中央公論新社)

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   アジア開発銀行(ADB)は1966年に創設された。当時、中国は文化大革命の混迷、人口圧力にさらされるアジアの将来は暗いとされていた。

   第9代総裁の著者が、アジア経済の現状と加盟49か国の横顔を語るとともに、ADBの新しい戦略に賭けた思いが記されている。アジアはなぜ発展したのか、アジアの課題はなにかという大きな問いにも答えている。

経済発展の8条件

   2019年末、中尾総裁はアジアや世界が任期中にどう変わったかを述べた。リーマン危機後先進国が停滞する中でアジア経済は堅調に成長した。中国が大国として台頭した。デジタル、人工知能技術の影響がはっきりと認識されている。そうした中で、普通の国民の不満を真剣に受け止める必要がある。

   これに先立つ2015年、中尾総裁は「経済発展の8条件」を提唱した。国の発展は、政府の政策に大きな影響を受けるという認識だ。(1)インフラへの投資、(2)教育や保健への投資、(3)マクロ経済の安定、(4)開放的な貿易・投資体制、(5)透明で公正な政府、(6)社会の平等、(7)強みを活かす国の戦略、最後に(8)政治と治安の安定と周辺国との良好な関係である。8条件を先進国の開発支援戦略に位置づけることについて、もっと議論が尽くされてもよい。

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