ケーブルテレビ事業などを手掛けるジュピターテレコム(J:COM、東京都千代田区)は2020年9月17日、自社のモバイルサービス「J:COMMOBILE」で、基本データ通信容量の増量や容量超過後の制限速度の増速といった新サービスを提供開始した。9月15日には、新サービスについてオンライン発表会が開催された。容量超過後もスムーズにネット接続従来は0.5GBだったプランの基本データ通信容量を1GBに、3GBプランを5GBに、それぞれ料金据え置きで増量する。さらに、10GBと20GBプランにおけるデータ容量超過後の最大通信速度を200kbps(キロビーピーエス)から5倍の1Mbps(メガビーピーエス)にアップし、容量超過後もスムーズなインターネット通信を実現する。また、9月24日からは「J:COMMOBILE」のオンラインストアをリニューアル。J:COMのサービスの利用者だけでなく、誰でも24時間365日申し込みできるようになる。このほか、10月1日からは「J:COMMOBILE」利用者が無料で使える公衆Wi-Fiサービスのスポット数が、従来の約6万スポットから10万以上のスポットに拡大する。「若年層へのニーズにも応える」発表会に登壇したJ:COM代表取締役社長の石川雄三氏は、今までの「J:COMMOBILE」の利用者は60代以上が約6割と「特にシニア層から高い支持をいただいている」と説明しつつ、これからは「もっと若い人にもサービスを知ってもらって、利用してもらいたい」と述べた。「使用するデータ量は、圧倒的に若い人の方が多いです。そうした若年層へのニーズにも応えるべく、今回の大容量かつ低価格な新生『J:COMMOBILE』のサービスを開始しました」今回のサービスは「かなり思い切った料金設定にしている」と石川社長。他社のサービスと比較し、「ぜひそのリーズナブルさを知ってもらいたい」とアピールした。
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