各種音響機器を扱うボーズ(東京都港区)は、ウェアラブルオーディオ「BoseFramesTempo」「BoseFramesSoprano」2モデルを2020年10月29日に発売する。スポーツ向けとエレガントなルックスの2モデルいずれも、プレミアムサングラスとしての性能とワイヤレスイヤホンとしての機能を兼ね備える。一般的なサングラスと見分けのつかないデザインながら、電源をオンにするとスマートフォンとワイヤレス接続し、音楽の再生や通話の着信、音声アシスタントが利用できる。紫外線を最大99%遮断するというポリカーボネート製偏光レンズを採用。アウトドアスポーツや日常使いのサングラスとしてのデザインやフィット感を実現した。耳の中にイヤホンを挿入したり、ヘッドホンで耳を覆ったりすることのないオープンイヤーデザイン。独自の「OpenEarAudioTechnology」と同社史上最小・最薄だというスピーカーシステムを左右のテンプル(つる)に埋め込み、電子パーツが目立ったり装着時の快適性を損なったりしないよう設計。スポーツ向けモデル「BoseFramesTempo」は、TR-90のナイロン素材を採用し、耐久性や柔軟性を備える。カスタムデザインのスプリングヒンジとTPE(熱可塑性エラストマー)製のテンプルチップの採用による安定性を実現。程よいグリップ力で、マラソンなどの競技中や水上での使用でもずれ落ちを防ぐ3つの形状のノーズパッドが付属。最大8時間の駆動が可能なバッテリーを内蔵する。価格は3万円(税別)。オプションレンズは、水や雪などの反射光のまぶしさを軽減するVLT(可視光線透過率)20%のロードオレンジ、明るい太陽の下でのコントラストと精細感を高めるVLT28%のトレイルブルー、夕暮れ時の使用に適するVLT77%のトワイライトイエロー(オンラインストア限定)の3種を用意する。いずれも価格は3600円。「BoseFramesSoprano」は、16ミリ・スピーカー×2基を含む全ての電子部品をフレームに内蔵。低音の再現性を大幅に改良したという。キャットアイ風のフレームデザインを採用し、よりエレガントなルックスと快適性を両立した。付属のポゴピンケーブルによる充電で最大5.5時間の連続再生が可能。価格は3万円。簡単に交換可能だというオプションレンズは、パープルフェードが3600円、ミラードローズゴールドは4800円。
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