2024年 4月 23日 (火)

「想い出の渚」ワイルドワンズはオンライン配信で歌い続ける

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海外のファンもライブ視聴に参加

配信の前に気合のガッツポーズをとるメンバー(左から島、植田、鳥塚、加瀬)
配信の前に気合のガッツポーズをとるメンバー(左から島、植田、鳥塚、加瀬)

   ケネディハウス銀座は新型コロナの影響で今春から2回に渡り店を閉め、この11月に店を再々開したばかり。その間、ザ・ワイルドワンズが7月から月2回、無観客のライブ配信を行ってきた。

   主催する加瀬さんはライブ配信の効果をこう話す。

「新型コロナの感染拡大が始まった時にもうこれはライブ配信しかないと思いました。配信ではライブに来られないような北海道や沖縄の島々、海外の方々にも見ていただけますからね」

   一方、メンバーたちは無観客での演奏についてこう意識している。

「何かを伝えるのがわれわれの使命。お客さんがいなくても一生懸命やる」(鳥塚)「カメラの先には一人ひとりが自分を見てくれている。それを意識してニコッとすることが大事」(島)「アクションをオーバーにしている。今までやってきたことをレベルを上げていくしかない」(植田)

   ライブハウスといえば、新型コロナの感染が問題になり始めた今年2月、大阪でクラスターが発生、感染した入場者が複数のライブハウスを利用したことで、さらに感染が拡大したと言われる。近畿圏はもとより関東圏からの入場者にも感染していた。

   その時のことをメンバーは揃って「非常にショックだった」というが、一方で加瀬は配信の狙いをこう話す。

「新型コロナの感染前も後も音楽の力は変わらない。音楽は人生の楽しみ、リーダーだった加瀬は『笑顔と元気』をテーマにしていた。ライブ配信は心の豊かさ、元気を与えられるものにしていきたい」

   筆者は先日60歳になったばかりだが、このライブを聴いて昭和のポップスメドレーを思わず一緒に口ずさんでいた。加瀬の狙い通り、このライブから間違いなく元気をもらっていた。

   12月のライブ配信は24日と25日を予定しているという。新型コロナの感染者が日毎に増加し、東京都は11月19日、警戒レベルをもっとも深刻な「感染が拡大している」とするレベル4に引き上げた。ザ・ワイルドワンズのライブ配信、自宅で元気がもらえるクリスマスプレゼントとして愛する人や父母に贈るのも粋な計らいになるに違いない。

配信の視聴などは、https://t.livepocket.jp/p/jvrs3まで。

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