2024年 4月 23日 (火)

「VR=ゲーム」じゃないけど... 初心者だって超楽しいよ【VRはじめの一歩】

人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

   「VR(仮想現実)」。最近よく聞くようになった言葉だ。何となく知っているつもりで、実はイマイチわからない人はいるだろう。記者もそのひとりだ。

   「VRとは何なのか」。そんな基本の「キ」から解きほぐしていこう。VR初心者の記者をナビゲートしてくれるのは、社会性を備えたVR体験を意味する「メタバース」でのマーケティングや調査を手掛ける企業「往来」代表取締役の東智美さん。一緒に「VRを楽しむ達人」を目指しませんか。

  • 書籍「仮想空間とVR」執筆メンバーがVRChat内でミーティングしている様子。遊びだけではなくビジネスにも使える
    書籍「仮想空間とVR」執筆メンバーがVRChat内でミーティングしている様子。遊びだけではなくビジネスにも使える
  • 書籍「仮想空間とVR」執筆メンバーがVRChat内でミーティングしている様子。遊びだけではなくビジネスにも使える

「見る」から「いる」へ

記者から質問:「VRって、ゲームなの?」
東さんの答え:「VR=ゲームではなく、『日常生活を拡張した場』です」

   東さんは、VR向けSNSアプリ「VRChat」内で日々開催されているイベントに参加し、最新動向を把握している。説明を続けてもらおう。

東さん「もう一つの現実が広がっている世界だと思ってください。年齢も性別も住む場所も違うさまざまな人が、分身となる『アバター』を介してVRChat上で同じ空間を共有し、そこで出会い、また暮らしています。私のアバターはこちらです!」
東さんのアバター。「ぴちきょ」の名で活動している
東さんのアバター。「ぴちきょ」の名で活動している

   か、かわいい。「アバターをほめられたり、かわいがられたりすると自信になります」と東さん。アバターにおしゃれをさせているうちに「リアルでもおしゃれをしよう!」と思うようになった人もいるそうだ。

東さん「このアバターたちがVRChat内で集まって、毎朝ラジオ体操したり、VRホストクラブで交流したり、バーチャル空間内で利用できる3Dアイテムの即売会を開いたりと、さまざまな活動をしています」
VRChat上のグループ「ラジオ体操部」は毎朝集合してラジオ体操を行っている
VRChat上のグループ「ラジオ体操部」は毎朝集合してラジオ体操を行っている
VRホストクラブでの交流の様子
VRホストクラブでの交流の様子

   パソコンや、プレイステーション、ニンテンドースイッチといったゲーム機を使って遊ぶ「オンラインゲーム」も同じ条件を満たしているような。VRはそれらと何が違うのか聞いてみた。

東さん「単に画面を『見る』のではなく、そこに自分が『いる』と感じられるのがVRです。没入感が、より大きい。キャラクターを操作して手や足を動かすのではなく、現実世界で自分が取った動きがアバターに反映されるからです。背後で話している人がいれば背後から声が聞こえますし、行きたい場所があればそこへ向けて歩くことで近付けます。VR空間に体が投影されているイメージ...と言えばわかりますか?」

   VRヘッドセットを装着していても、単に3D映像を「見る」だけでは「本物のVR体験とは言えない」のだ。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!