東京五輪「熱中症」と隣り合わせの選手 体温を劇的に下げる秘策があった
ゴルフはゴルフ場によってNGの場合も
東京五輪では、熱中症の懸念が高まる日中に、屋外で行われる競技はいろいろある。では、各競技のウエアはどうなっているか見てみよう。
陸上競技では、日本陸上競技連盟が定める競技会一般規則をみてみると、服装について「審判員の判定を妨げるような服装を着用してはならない」と記載されている。シャツインはルールには書かれていない。
ソフトボールやテニスでは、日本テニス協会、ソフトボール協会のルールブックに、ウエアの規定が記載されている。ミズノは公式サイト上で、ソフトボール協会の規則を一部抜粋して掲載している。これによると、ユニフォームの裾をインしなければならない、といった規則は見られない。また、東京五輪で行われたテニスとソフトボールの試合を見てみると、選手はシャツインせずにプレーしていた。必ずしも「NG」ではなさそうだ。
一方、ゴルフは、各ゴルフ場によって厳格なドレスコードがある。サニーカントリークラブの公式サイトでは、プレー時の服装について「シャツの裾はスラックスやスカートの中に入れてください。ただし、女性のオーバーブラウス仕様のシャツの着用は可といたします」とある。
有馬カンツリー倶楽部の公式サイトによると、世界中の多くのゴルフ場では、男性はシャツの裾をズボンに入れる「タックイン」が服装規定に盛り込まれている。しかし、現在では裾出しを認めるゴルフ場も増えているそうだ。「それぞれで定められた規定の遵守が原則となりそうです」と説明している。