地震の夜は駅に長蛇の列、朝は超ラッシュ 鉄道大混乱で「在宅勤務どこいった」

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   首都圏を2021年10月7日夜、最大震度5強の地震が襲った。このため、多くの鉄道で運転見合わせや大幅な遅延が起き、勤め帰りの人の足を直撃した。

   地震の影響は、翌8日朝の通勤時間帯まで及んだ。ラッシュ時に入場規制が実施される駅も。新型コロナウイルスの感染拡大後、リモートワークを導入する企業が増えたはずだが、この光景はまるで「コロナ前」――。

  • 葛西駅前のタクシー乗り場に並ぶ人たち 深夜0時48分撮影
    葛西駅前のタクシー乗り場に並ぶ人たち 深夜0時48分撮影
  • 奥までつづいているのがわかる 同時刻撮影
    奥までつづいているのがわかる 同時刻撮影
  • 運転再開が放送され、改札に向かう人たち 同時刻撮影
    運転再開が放送され、改札に向かう人たち 同時刻撮影
  • 葛西駅前のタクシー乗り場に並ぶ人たち 深夜0時48分撮影
  • 奥までつづいているのがわかる 同時刻撮影
  • 運転再開が放送され、改札に向かう人たち 同時刻撮影

コロナ流行後一番混んでいた

   地震発生直後、東京・品川駅では停電が発生。東京東部を走る日暮里・舎人ライナーは、車両が脱輪し、それを報告する写真つきの投稿がツイッターでは多数見られた。同路線は8日夜の時点で復旧していない。

   地下鉄・東京メトロ東西線は、7日22時41分頃に一部運転再開したが、葛西から西船橋駅までの上下線では、8日深夜0時41分ごろまで運転を見合わせていた。葛西駅では帰宅困難となった人が大勢出て、駅前のタクシー乗り場には長蛇の列ができた。

   翌朝になっても、影響は続いた。J-CASTトレンドの取材にこたえた20代女性Aさんは、小田急線を使って新宿駅で中央線に乗り換え、通勤している。いつもより20分ほど早く家を出たが、1時間近く遅れて会社に到着。車内は「いつもより混んでいて、スマホをいじるのも一苦労でした」と疲れた様子を見せた。

   北千住駅から地下鉄・千代田線を利用する男性Bさんは、ホームの端から端まで人であふれている様子に驚いた。いつも使う電車に乗れず、1本見送ったと話す。車内は、新型コロナが流行してから一番混んでいたそう。「いつもは座っている。今朝は、つり革さえつかめなかった」と話した。

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