2021年 12月 8日 (水)

中国料理「日本で本場の味」のはずが 人気の火鍋もカオス感なき「安全中華」

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   【連載】浦上早苗の「試験に出ない中国事情」

   「街中華」に対抗した「ガチ中華」がブームになっている。ガチ中華は「日本人向けにアレンジされていない、本場の味を提供する中国料理」で、東京・池袋北口や埼玉・西川口が「聖地」なのはご存じの通り。

   ただし、これだけ定義が明確であるにもかかわらず、中国料理に多少通じている人同士で話すと、「ガチ」の範囲にかなり個人差がある気がする。

  • ガチ中華ブームに伴い、火鍋料理も日本人にかなり浸透しつつある(阿生さん提供)
    ガチ中華ブームに伴い、火鍋料理も日本人にかなり浸透しつつある(阿生さん提供)
  • ガチ中華ブームに伴い、火鍋料理も日本人にかなり浸透しつつある(阿生さん提供)

羊肉串や麻辣湯は安さが魅力なのに

   羊肉串、小籠包、麻辣湯、汽鍋鶏、米線、水餃子......。どれも中国では非常にポピュラーな料理で、筆者も2010年から6年間大連市に住んでいたころによく食べていたが、今は池袋、西川口、高田馬場などにたくさん店がある。店内は中国語が飛び交い、酸梅湯や王老吉といった中国の飲料も充実している。

   ただし、筆者は日本ではこれらの店にほとんど行かない。上に挙げた料理は中国では学生食堂にもあるような庶民の料理で、「おいしい」だけでなく、「安く腹を満たせる」点が大きなポイントだった。中国だとスターバックスラテ1杯分の価格で羊肉串10本前後、あるいは麻辣湯1~2食分が食べられる。

   日本で同じものを食べると、価格が3~5倍する。スタバラテ1杯に換算すると、羊肉串は2~3本。麻辣湯は1食分も食べられない。

火鍋と簡易版とも言われる麻辣湯。中国チェーン「楊国福」の日本の店舗で食べると簡単に1000円を超えてしまう
火鍋の簡易版とも言われる麻辣湯。中国チェーン「楊国福」の日本の店舗で食べると簡単に1000円を超えてしまう

   最近友人たちの間で話題の麻辣湯チェーンがあるのだが、都内の店舗でおなか一杯食べたら丼1杯で1000円どころか2000円を超える。中国だと300~500円だ。

   現地ではお金のない人向けの店で、「安っ」と感動して食べていたのに、日本では全然庶民の値段ではなくなる。

   中国人や中国生活経験がある日本人は当然価格差を知っていて、それでもお気に入りの味を求めて行く人もいれば、筆者のように「ガチ中華ってより、観光地中華じゃん」と滅多に行かない人もいる。

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