東京・新宿中央公園に面したホテル「THEKNOTTOKYOShinjuku」の2階、レストラン「MORETHANGRILL」では、2021年11月30日まで「宮崎フェア」を開催中だ。アラカルト4皿と、その料理を組み込んだコースを提供している。しっかり歯ごたえがある肉質にジューシーな「みやざき地頭鶏(じとっこ)」と、宮崎県綾町の有機野菜の旨みがたっぷり味わえる料理。J-CASTトレンドは、アラカルト料理4皿を試食した。個性的な4皿素材の味を余すことなく味わえる個性的な4皿。いずれもおいしかったが、記者にとって最も印象的だったのは、一皿で鶏肉を丸ごと楽しめる「みやざき地頭鶏のグリル」。モモ肉はきのこを詰めたガランティーヌに、ささみはフリットに、そしてムネ肉は一晩スパイスとヨーグルトに漬け込んで焼き上げる。部位ごとに最適な方法で調理されており、砂肝やハツが入ったソースがかかった、手の込んだ一皿だ。その鶏肉の味の濃さとジューシーさ、弾力に驚く。「葉付き人参の薪焼き」は、ニンジンがとても甘い。有機野菜はこれまでに何度となく口にしたことがある記者だが、これほど旨みがぎゅっと詰まったニンジンは初めてだ。ソラシドエアのサービスを活用提供資料によると、おいしさの秘訣のひとつがスピード、つまり鶏を締めてから提供するまでの時間だ。これまでトラック輸送で2~3日かかっていたところ、車と航空機を使うことにより、圧倒的に早まった。朝、処理された鶏肉は10時に生産者の元を車で出発し、宮崎空港へ。「ソラシドエア」で空輸され、羽田空港から車に乗せ、ホテルへ到着。16時10分には「MORETHANGRILL」の厨房に届いた。空輸には、10月27日に開始したソラシドエアのサービス「ソラチョク便」を活用。ソラシドエアが荷受けから到着まで一貫して行う、空陸一貫の高速小口貨物輸送事業だ。鶏肉の新鮮さを保つもうひとつの秘訣が、輸送中に鮮度劣化をおこさせない容器。旭化成が開発した密閉ボックス「FreshLogi」を使っている。宮崎県の生産者が丁寧に育てた、新鮮な食材。現地を朝出発して午後には東京の「MORETHANGRILL」に届き、その日のうちに味わえるようになったのだ。MORETHANGRILL(モアザン グリル)「宮崎フェア」メニュー●コース:2980円(税込み)●アラカルトメニュー・みやざき地頭鶏のグリル~鶏きものカッチャトーラソース~:2980円・薩摩芋のニョッキ~ブリーチーズのソース~:1450円・葉付き人参の薪焼き~フムスと自家製デュカソース~:1250円・本日の野菜のグリル~東諸県郡綾町より~:980円
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