世界のチーズが集まる国際コンペティション「WorldCheeseAwards2021」が2021年11月3日、スペイン北部のオビエドで開催された。日本からは25工房37品のチーズが出品され、「スーパーゴールド」を受賞した2品を含む「ゴールドラベル」5品、「シルバーラベル」3品、「ブロンズラベル」6品となった。「翡翠」は、チャンピオン候補のベスト16入り「WorldCheeseAwards」は、世界各国から多種多様なチーズが集まるチーズのコンペティションだ。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止。33回目となる21年は、45か国から4079のチーズがエントリーした。出品されたチーズは約250人の審査員が、ゴールドラベル、シルバーラベル、ブロンズラベルに相当するチーズを決定。さらにゴールドラベルの中から、スーパーゴールド88品が選出された。最終審査では、特別審査員16人がスーパーゴールド88品をさらに16品に絞り込む。その中から最も優秀なチーズが、「チャンピオンチーズ」となる。日本からは長野県の「アトリエ・ド・フロマージュ」の「翡翠」と、北海道の「ニセコチーズ工房」の「二世古椛【momiji】」がスーパーゴールドを受賞した。さらに「翡翠」は、「外皮がめずらしく、クリーミーで牛のミルクのわりに口どけが軽い」点が高く評価され、チャンピオンズチーズ候補であるベスト16に選ばれた。アトリエ・ド・フロマージュの塩川和史さんは、「これまで海外受賞歴の無い翡翠が受賞したと聞いてびっくりした。率直にうれしい」とコメントした。チャンピオンは、スペイン・アンダルシアのチーズ工場「ケソス・イ・ベソス」の「オラヴィディア」だった。
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