2022年 1月 26日 (水)

商品PRツイートはこう作れ! 宣伝・広告まで愛されるシブヤ文房具

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   【ツイッターは仕事!企業公式「中の人」集合(20)】

   ツイッター運用で利益を上げたい。企業公式アカウント担当者が日々、追いかけている目標だ。ただ宣伝ツイートをすると、挨拶はじめ日常的な投稿よりも反応が鈍かったり、フォロワーに煙たがられたりするケースが少なくない。PRするほど、潜在顧客が離れていくジレンマだ。

   ランドセルと文房具の専門店・シブヤ(大阪市)の公式アカウント「シブヤ文房具」は、担当者の私的ツイートが「親しみやすい」と人気だ。商品紹介も、それに引けを取らない「エンゲージメント(ツイートへのリアクション)」を獲得している。ユーザーに受け入れられるPRのコツを聞いた。

  • 「シブヤ文房具」公式ツイッターアカウント担当者
    「シブヤ文房具」公式ツイッターアカウント担当者
  • 「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020 キッズ・ジュニア部門」受賞実績があるランドセル
    「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020 キッズ・ジュニア部門」受賞実績があるランドセル
  • オリジナル鉛筆
    オリジナル鉛筆
  • 「シブヤ文房具」公式ツイッターアカウント担当者
  • 「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2020 キッズ・ジュニア部門」受賞実績があるランドセル
  • オリジナル鉛筆

「何かを必ず買ってほしい」と思っていない

【シブヤ文房具】扱っているランドセルや文房具ほか、商品情報を発信。フォロワーとの交流にも注力している。現担当者は2019年4月から約2年運用中(途中、別担当者に交代していた時期あり)。17年1月にアカウント開設。

   担当者はデザイン部の社員。主に、楽天市場をはじめとした各ECモールに商品ページや、シブヤ社が提供している「商品への名入れ」サービスページを作っているほか、ランドセルのカタログ作成にも携わっている。

   先代の担当者が運用から離れ、ツイッター中の人不在の状態が2か月ほど続いているのをもったいないと感じ、「私、多分ツイッター得意です」と自薦した。「次の担当者が決まるまで、という気持ちだったので、これほど長く運用することになるとは思っていませんでした」。

   読む人を引きつける、商品PRツイートのコツを聞いた。発信前には、

(1)選定:自分が本当に「欲しい!」と思える商品しか取り上げない
(2)準備:実際に手に取って使用感を確かめ、写真撮影をする

という二つのポイントがある。画像は必須だ。

   肝心の文章は、「これかわいくないですか?」「知っていますか?」など話しかけるスタイルがよいそうだ。自分で持っていない商品を紹介する場合は「これ欲しい!」という時もある。「カテゴライズ」も重要なテクニックだ。キャラクター商品を取り上げる際は「○○が好きな人集まれ」、平成にはやっていた商品を紹介するなら「平成生まれの皆さん」といったように、ツイートに興味を示しそうな層に刺さるフレーズで呼びかける。

   ツイートがきっかけで商品ページの閲覧数が増え、売り上げにつながったケースの中で、「特に印象的だった」と挙げたのが2021年2月の投稿だ。国民的アニメの言い回しを踏まえ、「商品紹介の次回予告」と題しておきながら、「さーて、今週のシブヤさんは!」と、しれっとPRを始めている。「来週」ではなく「今週」と言っているのがミソだ。

「商品紹介の『次回予告』としたうえで『今週の~』と、直後にPRしているので、『いや、今紹介しないんかい......やっぱり、するんかい!』とツッコんでもらえるかなと(笑)」

   フォロワーは、ツイートを読みに来る「お客様」ととらえている。ただ、「極論を言えば、シブヤ文房具で何かを必ず買ってほしいとは思っていない」。「最新の文房具情報がわかる」、「何か欲しいな、と思った時に見ると良い情報がある」アカウントだと認識されるだけでうれしいという。

   担当者が、ツイッターで利益を上げなければと気負いすぎていない点も魅力だ。

各企業公式ツイッターアカウント担当者(通称:中の人)をJ-CASTトレンド記者が突撃取材。「業務」として日々ツイッター運用に取り組む担当者たちの魅力を紹介する。
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