2024年 4月 26日 (金)

■有馬記念「カス丸の競馬GI大予想」
クロノジェネシスかエフフォーリアか

一発を狙うのはどの馬か

   ガジュマル爺 わしの推しはまずタイトルホルダーじゃな。8戦3勝2着2回のこれも強い3歳馬じゃ。2歳時のGI、ホープフルステークス(中山2000メートル。勝ち馬はダノンザキッド)で4着。年明けの弥生賞ディープインパクト記念(GII、中山2000メートル)を逃げ切って優勝。続くクラシック第1戦の皐月賞(GI、中山2000メートル)は8番人気で3コーナーから先頭に立ち、逃げ粘っていたところをエフフォーリアに差し切られて2着。日本ダービーは逃げられず、先行集団でレースを進めたんじゃが6着と悔しい思いをした。菊花賞のステップに選んだセントライト記念(GII、中山2200メートル)は1番人気に推されたが、逃げることができず13着に惨敗。しかし、ついに菊花賞(GI、阪神3000メートル)では逃げに逃げて、2着のオーソクレースに5馬身差をつけて圧勝じゃ。逃げると強いところを改めて印象づけたんじゃな。今回は8枠16番と大外を引いてしまったが、日本ダービーでも14番枠(17頭立て)から先行策に出ており、外枠からのレース運びの経験はあるから、それほど心配ないじゃろ。ただ、内枠に逃げ馬パンサラッサがおるから、どうするかじゃ。自分のペースで逃げることが勝つための条件じゃから、パンサラッサを一人旅にさせて、少し間隔を空けた2番手でいけば、結構いけるはずじゃ。強い3歳の最後の1冠を奪取した実力をみせてほしいもんじゃ。 次にこっちはロートルなんじゃが、ペルシアンナイトじゃな。2017年のマイルチャンピオンシップ(京都1600メートル)を勝ったGI馬も、その後は2018年の大阪杯(阪神2000メートル。勝ち馬はスワーヴリチャード)、マイルCS(勝ち馬はステルヴィオ)の2着があるものの、GIには手が届いておらんのじゃ。7歳馬となり、往年の力はないように見えるんじゃが、今夏の札幌記念(GII、札幌2000メートル。勝ち馬はソダシ)で3着じゃ。前走のチャレンジカップ(GIII、中京2000メートル)ではなんと上がり(最後の600メートル)最速の33秒9で追い込み3着と好走したんじゃ。エフフォーリアの勝った天皇賞・秋(東京2000メートル)でも33秒1の末脚を披露して追い込む(7着)など、まだまだ脚の使いどころひとつで上位は可能じゃ。中山競馬場は3歳時の皐月賞(2000メートル。勝ち馬はアルアイン)で2着。1枠1番を引いたことで、内ラチ(柵)沿いをロスなく運べれば、後方一気でチャンスがあるじゃろ。波乱の有馬記念を演出するのは、いつも人気を落としたGI馬ということを忘れちゃならんぞ。 最後にディープボンドじゃな。この馬は15戦5勝2着2回3着1回の4歳馬じゃ。このうちの1勝はフランスのGII、フォワ賞(ロンシャン2400メートル。2着は、ジャパンカップに出走して11着だったブルーム)を逃げ切ったんじゃ。前走は凱旋門賞(GI、仏ロンシャン2400メートル)に挑戦したんじゃが、不良馬場ということもあって14着じゃった。しかし、3歳時は皐月賞(中山2000メートル。10着)、日本ダービー(東京2400メートル。5着)、菊花賞(京都3000メートル。4着)とクラシック皆勤賞。成長とともに、距離が延びて成績が安定してきた。遠征前の阪神大賞典(GII、阪神3000メートル)は先行して抜け出す競馬で優勝。続く天皇賞・春(阪神3200メートル)では1番人気に推され、3番手から抜け出したところをワールドプレミアに差されて2着じゃった。中山コースの2500メートルは、この馬にはちょうど良い距離のはずじゃ。鞍上に乗りなれた和田竜二騎手に戻るのもプラスじゃし、斤量も凱旋門賞の59.5キログラムから一気に57キロに軽くなるのもいい。調教をみても、疲れはなさそうじゃから一発あってもおかしくないはずじゃ。

   カスヨ 私はまずはアサマノイタズラよ。中山コースは6戦2勝2着1回3着1回で掲示板を外したのは皐月賞だけよ。ここ2戦は後方から上がり最速で追い込む競馬をしているから、今回パンサラッサがばんばん飛ばして、後半クロノジェネシスが追い込みを図るとなると、脚をためたこの馬の一発があってもおかしくないわよ。 次にアカイイトね。前走エリザベス女王杯は10番人気の低評価を覆してGI初挑戦、初制覇を達成したばかりね。今年に入ってからの戦績は府中牝馬ステークスの7着を除けば1着3回2着2回3着1回と常に馬券に絡む成績をおさめているわ。エリザベス女王杯組は昨年の人気薄で2着に飛び込んだサラキアのように侮れないわね。この馬も末脚、要注意よ。 最後はウインキートスね。中山競馬場では過去10回走って1着2回2着5回3着1回と8割が馬券に絡むという安定感をみせているわ。父ゴールドシップは2012年の有馬記念優勝馬だし、血統的にみても最も得意なコースで一発があるかもしれないわね。

   カス丸 去年本命にしたクロノジェネシスの調教が去年より迫力がないように見えるきゃすう。カスヨさんのいうとおり、疲れがあるのかもしれないじぇい。菊花賞で本命にしたタイトルホルダーも期待してたのに外枠に入ってしまったし、ここはエフフォーリアの安定感を買って本命◎にするきゃすう。

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