ツイッター「名人」制作のブロッコリーレシピ本 究極の75品がそろった

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   ブロッコリーのすべてが詰まった、まさに「究極の1冊」だ。石川県内のブロッコリー作付面積の約3割を1社単独で占める農業法人・安井ファームの公式ツイッターアカウント担当者による、「日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ」(KADOKAWA)が2022年2月17日、発売される。

   基本のゆで方や蒸し方、冷凍法といった「BT(ブロッコリーテクニック)」の紹介をはじめ、食卓のメインになる「ごちそうブロッコリーレシピ」、すぐに作れる「おつまみブロッコリーレシピ」など75品を収録。著者の安井ファーム広報担当に、イチオシレシピを聞いた。

  • 「日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ」
    「日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ」
  • 「日本一バズる農家の健康ブロッコリーレシピ」

「粒マス」求めてなぜか魚介コーナーへ

   ブロッコリーアメリカンドック、ブロッコリーフライパン蒸しパン、ブロ納豆、ブロッコリーとベーコンのみそ汁...。目次だけでも「ブロッコリー」の文字がずらり。中でも著者が強く推すのは「ブロッコリーの麺つゆ漬け揚げ」だ。ブロッコリーが苦手な人からも「食べられた」との報告をたくさん受けているそう。

「ブロッコリーの麺つゆ漬け揚げ」
「ブロッコリーの麺つゆ漬け揚げ」

   「食べ過ぎると胃もたれする点を除けば、『無敵のブロッコリーレシピ』」だという。もとは21年7月に著者がツイートし、大反響を得たアイデアだ。実はこれが「人生初の揚げ物料理」だった。

「すなわち、まぁ、私の料理スキルはお察しの通りです。あまり得意ではなく......本の制作における不安材料でした。編集担当と相談し、料理研究家の市瀬悦子さんにご助力いただくことで、前に進めました」

   料理にまつわる珍エピソードを教えてくれた。その名も「粒マス事件」。著者のレシピアイデアを、一般家庭でも再現できるよう市瀬さんに練り上げてもらう段階で、それは起きた。

   レシピ案が送られてきた際に、足りない食材は少しでも早いうちに買っておこうと著者は、リストを作った。

「その中に『粒マス』とあったのですが、『粒マスタード』とは無縁の生活を送っていた当時の私は、魚卵(鱒のツブツブ)だと勘違い。スーパーの魚介コーナーへ行ってしまったんです」

   翌朝、編集担当とやりとりする中で「粒マス」の正体に気づいたそうだ。ただ、料理の知識があまりないことを逆手に取り、「開き直ってガンガン質問しましたし、それをきっかけにレシピ本に注釈が生まれた」と明かす。

ブロッコリーは最強の健康食材

   レシピ本の企画が持ちかけられたのは、21年8月上旬。ツイッターを起点とした本を出すことに憧れていたが、実現するのは担当を卒業した後だろうと考えていた。「現役担当者でいるうちに声をかけてもらい、驚いた」と振り返る。

   以来、通常業務とツイッター運用を並行しながら、執筆を手がけた。「本の制作は大変だと聞いていました。実際大変でしたが、それ以上に楽しかったのでモチベーションが下がることはありませんでした」。

   発表資料によると、ブロッコリーは「ビタミンCはレモン以上、葉酸やタンパク質、ミネラルも含む最強の健康食材」。日々の食生活に取り入れたいが、アレンジのレパートリーが少ないと悩む人にとって、「よきブロッコリーライフ」に導く一冊になるだろう。

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