お茶の「伊藤園」が、抹茶ラテを発売した。コカ・コーラシステムが21年3月に販売した「綾鷹カフェ抹茶ラテ」以降、人気の高いドリンク分野に参入となる。その「綾鷹カフェ」は、4月に「ほうじ茶ラテ」を発売予定。こちらは伊藤園が先行して販売している。日本茶ラテ飲料に、メーカーが力を入れている。緑茶飲料強いメーカーが競う伊藤園は2022年3月28日、「TULLY'SCOFFEE(タリーズコーヒー)」ブランドから、「TULLY'SCOFFEE抹茶がおいしい抹茶ラテ」を発売した。「抹茶ラテ」飲料の市場拡大が進む中で、「抹茶の濃厚感が足りない」、「抹茶の味をもっと感じたい」といった消費者の声に応えるべく発売を決めたという。ペットボトルの抹茶ラテブームは、「綾鷹カフェ抹茶ラテ」が火付け役だ。発売当初は人気のあまり、売り切れが続出。440ml(ミリリットル)サイズは出荷停止となり、生産を継続していた自販機専用の抹茶ラテも、入手困難を極めた。発売から4か月後の2021年7月末ごろに、販売が再開している。その直後の8月には、サントリー食品インターナショナルが飲料ブランド「クラフトボス」から、「抹茶ラテ」を発売した。同社はJ-CASTトレンドの取材に、抹茶ラテは以前から社内に存在したアイデアだと明かしている。「抹茶ラテ」のメーカー3社はいずれも、緑茶飲料が強い。伊藤園は「お~いお茶」、サントリー食品インターナショナルは「伊右衛門」、コカ・コーラシステムは「綾鷹」というブランドが知られている。「ほうじ茶ラテ」も3社出そろう「抹茶ラテ」だけではない。3社は、「ほうじ茶ラテ」でもしのぎを削ることになる。伊藤園は2022年1月17日から、「TULLY'SCOFFEEほうじ茶ラテ」を販売している。翌月の2月15日、今度はサントリー食品インターナショナルが「クラフトボスほうじ茶ラテ」を発売した。そして、コカ・コーラシステムも「参戦」する。「綾鷹カフェ」シリーズの第二弾「綾鷹カフェほうじ茶ラテ」が4月4日に発売される。
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