2024年 4月 25日 (木)

AIがメール、ニュース記事を書く キーワード入れれば6秒で完成

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   面倒なメールの文章を、 AI(人工知能)が自動的に生成してくれる――。そんな時代は、もう夢物語ではないのかもしれない。AI事業の「ELYZA」(イライザ、東京都文京区)は、ウェブサイト「文章執筆AI ELYZA Pencil (イライザ ペンシル)」を公開中だ。

   作成したい文章のキーワードを2~8個入力すると、ニュース記事やメール文の体裁で文章が生成される。同社は、キーワードから約6秒で日本語の文章を生成できる言語AIを開発しており、このサイトはそのデモ版という位置付けだ。

  • AIが人に代わってメールを作る時は近い? (画像はイライザのリリースから)
    AIが人に代わってメールを作る時は近い? (画像はイライザのリリースから)
  • AIが人に代わってメールを作る時は近い? (画像はイライザのリリースから)

一般公開は国内初

   イライザ独自の「大規模言語AI」を用いて、高精度な文章の生成を可能にしたという。同社発表によると、「キーワードから文章生成できる大規模言語AIの一般公開は国内初」とのこと。穴埋め形式の文章のテンプレート(型)を用意しているのではなく、キーワードをもとにAIが一から文章を生成する形式とのことだ。

   「イライザ ペンシル」の利用は無料。実際に試してみよう。「カス丸」という取引先との打ち合わせ後、そのお礼とともに日程調整を行いたい旨を伝える、という内容のメール文を想定。「カス丸様」「打ち合わせ」「ご協力」「お礼」「後日」「日程調整」と6単語を登録した。結果、5〜6秒ほどで以下の文章が生成された。

「カス丸様
平素より大変お世話になっております。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき
誠にありがとうございます。お打ち合わせの際、カス丸様からご指摘いただいた点につきまして
早急に社内で検討し、進捗がございましたので
ご報告のため、貴社に訪問致したく存じます。
宜しければ、後日改めてお打ち合わせの機会を
頂戴できましたら幸甚でございます。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、
ご検討の程、何卒宜しくお願い申し上げます」

   改行は原文通り。あいさつから締めの文までをしっかりと構成されている。想定とニュアンスが異なる点は多少はあるが、人間が作ったとしか思えないほどに自然な文章となった。

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